中西朱美道事

どんなときにも笑顔で

自然と笑顔が出るのは当たり前ではなく、どれほど仕合せなことか、多くの人が強く感じている昨今ではないでしょうか。だからこそ、「明るい未来を感じられるような、笑顔の触れ合いを」と心掛けています。そう思って接すると、相手からも笑顔が頂けて、お互いに元気のお裾分けができるのです。

そんな方々の中で、とりわけ笑顔が印象深かった方がいます。難病を患っても、娘さんと一緒に学びに来て、いつも笑顔で元気を振りまいていました。「時間はかかるけど、何とかできているの」と、思うようにならなくなる自分の体を、一つ一つ受け入れていく姿。「神のおかげ、ありがたい」と生きられる喜びをかみしめ、感謝の日々を送っていることをその笑顔が語っていました。娘さんは、「毎日を楽しんでいる母を尊敬します」と語り、自分も笑顔で母親を支えていました。

ことし終焉を迎えるまで、家族に、医師に、看護師に、感謝の言葉を伝え続けたと聞き、悔いなく歩んだのだと、生前の笑顔を思い出しました。娘さんは、一緒に支えてきたご主人と参列した、故人を送る儀式の中で、「神と出会わせてくれて、本当にありがとう。お母さんの思いは私が引き継ぎます」と力強く語りました。お孫さんたちは、「おばあちゃんのように生きたい」「教えを学びたい」と信者籍を置きました。

困難な状況でも、どのような思いで言葉を選び、行動していくか、一番身近な家族に安心してもらえる自分でありたいです。あらためて、支え、支えられている家族と笑顔で会話ができることは大切と、強く思いました。

人は一人で生きてはいけない
 多くの人の「愛と支え」を頂いて 「人生」生まれて閉じる
神にすがるその訳は 人との出会いを深める心 磨くがためなり
 神魂に触れし人の心は 安定する
    ゆえに 人 物との出会いを深め 「道」欠く心の動きは取らぬもの

人は一人で生きてはいけない
 多くの人の「愛と支え」を頂いて
    「人生」生まれて閉じる
神にすがるその訳は
    人との出会いを深める心
      磨くがためなり
 神魂に触れし人の心は 安定する
  ゆえに 人 物との出会いを深め
   「道」欠く心の動きは取らぬもの

『真実の光・神示 平成18年版』226ページ