No. 1118

神の導きで出来上がった
時計から流れるメロディー

神魂誕生20周年記念の「デジタル電波置き時計」。神とつながる正六時、“聖なるひととき”をますます大切にしていただけるように、5分前と定刻に「希望の光」のメロディーが流れます。私は、そのメロディーの制作に携わらせていただきました。 

マイナス要因があっても、心は穏やか 

学生時代、バンドでギターを担当していたため、大きなアンプで音を出した経験はありました。しかし、時計に付いているのは、小さな小さなスピーカー。それでどうやってきれいな音色を出せるのか、見当もつきません。その上、世界的な半導体不足という事情もあって、クオリティーはもちろん、納期にもプレッシャーが。それでも、毎朝、光明殿で一心に祈願していると、焦る思いは消えていきます。神魂と一緒なら、いつも穏やかな心でいられて、何かあっても冷静に判断できるのは、本当にありがたいことです。 

途中、音楽関係の仕事をされている信者さん方々にも相談させていただきました。スピーカーの特性を見極め、音色の候補を選出。その場で、伴奏の譜面まで作ってくださり、作業は大いにはかどりました。 

自然と最善の方向へ 

当初は試作品にも課題があったものの、メーカー側との会議で驚きの事実が分かりました。「この音源データは、この時計の中でも最もきれいに鳴る音域で作られている!」。私は、経験のない中、無我夢中で作業していただけでした。それなのに、自然と最善の方向へ導かれていたのです。「信者さんのために…」という思いを、神は最大限のお力で必ず応援してくださると、あらためて実感した次第です。 

完成した時計から流れるメロディーには、「温かい音色に心まで清められる」「神へのご挨拶の時間が、とても清らかなものになりました」「真剣に祈願できるようになった」など、たくさんのお声が寄せられています。 

学生の頃の経験が、こんなふうに役立つとは…。神の手の中で、全ての経験が無駄にならず、生きてくると思いました。 

多くの方々の「運命」と「真心」の結集で出来上がった時計です。「希望の光」のメロディーを耳にした誰もが、神魂のご存在を身近に感じ、心行くまで祈願できるように…と、心から願っています。