No. 1098

何一つ無駄がない神の導き
深い愛の中で実体修正を

(神総本部JM/60代女性)

突然、方向転換することに

「生涯、救世を…」と、40年近く神示教会職員として歩んできました。多くの信者さんが救われていく姿を目の当たりにし、自分自身もどれほど救われてきたことか…。「転移間違いなし」と言われたがんが、抗がん剤治療でほぼ消失。ホルモン療法でバランスを崩し、心がなえそうになっても、「信者さんのために…」「神魂のお役に立たせていただきたい」という思いが生き抜く力となり、復職できました。

4年前には、腰にボルトを入れる手術も成功。ところがその後、地域窓口として歩むことになったのです。職員の道しか考えていなかった私には、青天の霹靂(へきれき)。目的を見失った気分でした。

本質を改善できた大きな手応え

偉光会館から実家に戻り、妹家族との同居がスタート。両親は既に亡く、完全に代替わりしています。妹と私は性格が正反対の上、それぞれの生活が出来上がった状態での同居に、実体がもろに引き出されました。

心の支えは神示のみ。教会図書を、何度学び直したか知れません。これまでも実体磨きをしてきたつもりでしたが、ふとした時に顔を出す、無意識のレベルにまで押し込められた感情に、神は気付かせてくださいました。そして、それを自覚できた時、物の見事にさまざまな思いが流れ去っていったのです。

かつて、「ガラス細工」と言われたほど弱い心が、何があっても冷静でいられる不思議。超えたくても超えられなかった「心」が、変わり始めていました。

最善のタイミングの中で

先の見えない私にとって、暗闇に迷い込んだ気持ちになった地域窓口への転向。しかし、自分の、そして我が家の開運を思った時、あのタイミングで実家に戻れたのも、実体修正に取り組めたのも、全てが神の手の中、最善だったとよく分かります。職員のままではかなわなかった、深い深い心の根っこにあった実体修正のスタートを切れました。何一つ無駄がない、正道を歩むために必要な神の愛の導き。その御心を思うほど、感謝が後から後から込み上げてきます。

今後、取り巻く環境が変わったとしても、時に実体が顔を出しても、「神と一緒なら大丈夫」。らせん階段を上へ上へと上るように、年々歳々良い生き方を積み重ねられる。それが、悔いのない人生につながる。このたびのことを通して、絶対的な確信が持てました。神と生きる自信を胸に、これからもますます実体を磨き上げ、運命を生かしきってまいります。