No. 1421

道を守った先に起きる奇跡
家族も仕事も守られて

(神総本部RI/30代女性) 

全国展開する幼児教室に勤め、9年目になりました。幼い頃から神の教えを学んできた私にとって、「家庭を大切に」という職場の教育方針は、とても共感できるもの。生徒や親御さんと過ごす毎日は、忙しくても充実していて、あっという間の年月でした。多くの方々とご縁を頂き、気が付くと生徒数は赴任当初の3倍に。全国講師最優秀賞を頂くこともできました。 

やむなく決意した「退職」 

しかし、私には気掛かりが一つありました。3年前にがんが見つかった父の介護です。「余命3カ月」と宣告を受けながら、今なお元気に過ごし、神の実在の証しのような父ですが、不自由な体を支える人が必要です。母も年を重ねた今、私がもっと力になりたい。でも、自宅から遠い、今の職場では難しい。家族と何度も話し合い、ついに転職を決意しました。 

退職の意向を伝えたのは、昨年の秋。「半年前には意思表示を」という、会社の規約を受けてのことでした。多くの方々が引き留めてくださり、「自宅近くの教室に異動を」とも言っていただきました。しかし、それでは在職中の先生を、押しのけて入ることになってしまいます。感謝しながらも丁重にお断りし、退職後は、近所の英会話教室に勤めることにしたのです。 

一通のメールに驚きの内容が 

退職1カ月前となった、今月上旬。次の職場のオーナーから、「出勤日と出勤校を増やしてもらえないか」と、連絡がありました。お役に立ちたいけれど、それでは今と変わらない…。心がザワザワ揺れ動き、すぐに返事はせずに、まず祈願。その数時間後のことでした。今度は今の職場の人事の方から、連絡が来たのです。携帯にメールが来るのは緊急時だけ。「どうしたのかな」と思いながら開いてみると…。 

私の自宅に近い教室の先生が、ご事情で急きょ退職されること。だから、「辞めずに、そこで働いてほしい」とありました。しかもその教室は、入社当初からの私の希望校です。神の手の中としか思えないタイミング! あまりのことに戸惑って、すぐに家族に相談すると、父が、「お前はどうしたいんだ?」と聞いてくれました。私の心に浮かんだのは、かわいい生徒たちの顔。実は、この半年近く、生徒や親御さんと会うたびに、心が揺れていたのです。答えはもう、見えていました。 

神は「心」をご覧になって 

英会話教室のオーナーには、おわびとともに事情を伝え、4月からは自宅近くの教室に「異動」させていただくことに。これは後から聞いた話ですが、規約どおり、半年前に意思表示をしていたから、こうした展開になったそうです。そして、人事の方が私を気に掛けて、急いで動いてくれたとも。どのようなときも、「教えに生きよう」とする心を、必ず神は見ていられる。そして、何があっても「結果が吉」となるように守ってくださる…。その不思議さを、あらためて家族と話しています。