No. 1304

神の強力な後押しを頂いた
ご守護の中の一泊旅行

(秋田偉光会館TW/60代女性) 

夫婦の会話が大切と学んでいても、私は夫に素直になれず、心からの感謝を伝えたこともありませんでした。「私には孤独なものがあるし、教えの実践は無理」と諦めていたのです。障害のある息子のことも、一人で考え、決めることが多かったです。 

それでも夫は、何かと外出を控えがちな私を気遣い、ことしの夏は、私が大好きな歌手のコンサートに行けるよう、一泊旅行に送り出してくれました。 

驚くような出会いが続いて

旅行中は、不思議な出会いの連続でした。始まりは駅で道を尋ねた女性です。次第に話が盛り上がり、そこを訪れた経緯を伝えると、「それはご主人のおかげで来られましたね。感謝ですね」と言ってくれました。本当にそうだな…と思いながら会場へ。隣の席のご夫婦と仲良くなって、開演前から話に花が咲きました。別れ際、お二人も「ご主人に感謝ですね!」とひと言。その後、混雑する駅で私を助けてくれた人も、「よかったら…」と夕食に誘ってくれた女性たちも…、皆さんが同じ言葉を口にしたのです。 

一人で旅をしているはずが、行く先々で出会いを頂き、孤独どころか、とても楽しく過ごせたこと。そして全員が、「ご主人に感謝ですね」と言ってくれたこと。温かな触れ合いがうれしく、ありがたくて、その晩、ホテルで神に御礼を申し上げました。祈願していると、かたくなに意地を張っていた私にも、神は優しく寄り添い、仕合せになれるように導いてくださっている。それが心から感じられて、涙が止まらなくなりました。 

帰路でも最後の一押しが

そして翌日。帰りの新幹線で、隣の席の女性が、「ここへはどんなご用事で?」と声を掛けてくれました。私の話を熱心に聞き、「そうですか。ご主人の理解あればこそですね」と言ってくれたのです。 

2日間で8人もの方に言われた「ご主人のおかげ」。これはもう、私が素直になれるよう、神が強力にプッシュしてくださっているとしか思えません。「この機会を逃したくない。感謝を伝えるなら今だ」。祈願しながら帰宅し、夫の顔を見るなり一息に伝えました。「旅行中に出会った方々が、『ご主人のおかげで来られたんですね。感謝ですね』って話してくれたんだよ。ありがとう。楽しかった」。一生懸命に話す私の思いを、夫は温かく受け止めてくれました。 

家庭が居心地の良い場所に

それからです。私も夫も少しずつ、お互いを思いやる言動が増えてきたのです。「子供は親の写し鏡」と言いますが、息子も私たちの様子を感じ取ってか、表情が穏やかで、笑顔です。息子の今後のことは夫と話し合い、「共に」乗り越えていこうと思います。 

神が下さる「教えの実践のチャンス」。見逃さず行動に移せば、必ず喜びが返ってくることを日々実感しています。そうした“今”は、人生で一番楽しく、「信者で良かった」と心から思います。