No. 1257

不思議を感じた私の命名
自分も愛を伝えられる母に

(神総本部YY/20代女性) 

8月12日の「神の実在体験談」を読んだ時のことです。親御さんの玉納奉寿(葬儀)で、心の世界の名前である信子(しんし)を頂いた方のエピソードを目にし、自分の体験を思い出しました。 

名前に込められた親の思い 

私は3人きょうだいの末っ子で、姉たちは母方の祖父の命名です。私が生まれる前、祖父は上の2人と同じように、私の名前も考えてくれていたと聞きました。しかし、母は「神にお願いしたい」と考え、祖父も母の思いを受け止めてくれたそうです。そうして神から頂いた名前は…。祖父が大好きだった祖父の母、私の曽祖母の名前にある漢字が入っていたのです。祖父はもちろん、親戚みんなが「いい名前だね」と、喜んだと聞きました。 

この話を聞いた当時、私は小学生。「そんなことがあったんだ!」と驚き、とてもうれしかったことを覚えています。それ以来、ますます名前に愛着が湧いてきて、自分で漢字の意味を調べては、「こんなすてきな意味なんだ」と感動したことも。あらためて思い返してみても、神の不思議な計らいを感じずにはいられません。神から頂き、家族みんなの愛がこもった名前が誇らしく、それに恥じない生き方をしたいと思っています。 

親から頂いた愛を、今度は私が 

そんな私も結婚し、おととしには我が子を授かりました。娘の仕合せを願って受けた神魂祭。当時、産後うつで苦しんでいた私にとって、儀式のひとときは忘れられないものとなりました。伝導師の言葉の一つ一つから神の愛が伝わって、心に染み込んできたのです。夫と出会えたこと、宝の我が子を授かれたこと、親になれたこと…、深い感謝が込み上げて、「大丈夫」と強く思いました。名前に「幸」という字のある娘は、誕生以来、みんなを笑顔にしてくれる存在です。いつか、娘が幼い頃の私のように、名前のことを尋ねてきたら、夫と一緒に「あなたの仕合せを願って、神に頂いたんだよ」と、伝えてあげたいです。 

神と出会えた感謝を胸に 

ここまで、ご守護の中で一つ一つ乗り越えてきた我が家。その出発点である母に、「神と出会ってくれてありがとう」と伝えたら、「おじいちゃんが教会の近くに家を構えてくれたからよ」と返ってきました。神に、祖父母に、周りの人に、いつも感謝でいっぱいの母。そんな母と話をしていると、私たち一家を丸ごと救おうとされる神の愛を感じずにはいられません。その愛に応えるために、まずは私自身が夫と2人で、我が子が神と素直に出会える温かな家庭をつくっていきます。