仕事の達成感が大きく変化

(神奈川県HU/40代女性) 

筆耕の仕事に携わって18年。主な業務は、茶道の免状への名前入れです。「きれいに、間違いなく書かなくては…」それだけを意識してきました。 

ミスの原因に気付いて祈願

時折、書き損じもありますが、「人間だから仕方ない」。職場の人からも、「ミスが少なくて速い」と言われていたので、特に気にも留めていませんでした。 

それが、件数は少なくても、どうして書き損じるのだろうと、思い始めたのです。すると、ミスをしたら書き直せばよい。極端に言えば、命に関わることでもないのだからと、慣れから、仕事を軽んじている自分に気付きました。それからは、一回一回、「新鮮な気持ちで、集中できるように」と、個人用の御神体を意識し、祈願してから臨んだのです。 

向き合い方が変わったら

しばらくして、めったにお会いしない家元と擦れ違った時のこと。肩をたたかれ、「いつもありがとうね」。お礼を言われたのは初めてでした。 

新しく入った人からは、「お免状の封筒入れが苦手で」と声を掛けられました。聞くと、家元から、上手な私に教わるといいと言われたそうなのです。封筒入れは、私も苦手。なので、字を書くよりもドキドキしながら、汚さないように丁寧に入れています。家元は、それをちゃんと感じてくださっているのだと思いました。 

もっと役立ちたい心に

仕事に対する慣れや、集中できていないところがあった私。その心をしっかり祈願すると、わずかなミスもなくなり、達成感も大きく味わえるようになりました。 

取り組む気持ちや、向き合い方一つで、こんなにも変われるんだ! そのことに気付いて、初心を思い出しました。関わる方々のためにもっとお役に立てるよう、御神体を通して祈願しながら、気持ちを引き締めて励んでまいります。