(石川県HT/60代女性)
御神体には“神の力が封じ込められている”と、まざまざと感じた出来事がありました。令和6年元日に起きた能登半島地震です。
御神体が身近にあったおかげで
能登半島の中央に住む私の地域は、震度6強の揺れ。5分置きに襲いかかる余震の中、個人用の御神体を身に着け、「助けて!」と救いを求め続けました。すると、すさまじいほどの怖さがすーっと抜けて、神が「大丈夫よ」と言われている…そんな気持ちにまでなれました。
余震が続く中では、一睡もできませんでした。それが、新たな御神体をお預かりしてからは、数時間でもぐっすり眠れたのです。
穏やかな心で過ごすことが
地震で、家の一部が壊れ、断水し、今までと同じ生活はできなくなりました。そうした中で心の支えとなったのが、「祈願祭」で伺った一年の課題でした。「家族が神示『真理』に 多くの気付きを得て 『真理』で関わる家庭を築く努力(こころ)」(令和6年1月1日 『友輪』341号4ページ)。これこそが今、大事なこと。心にずしんと響いたのです。
御神居の前での祈願から、一日が始まる我が家。「家族」「家庭」が大事だと意識してスタートし、何でも夫婦で声を掛け、寄り添いながら過ごしました。おかげで、毎日大変だった水くみも、不思議と笑顔で行えたのです。家の修理をする夫の姿を見ては、頼もしく感じて、あらためて感謝も…。こんな状況でも穏やかに過ごせたのは、神の教えを心に置いて、祈願ができるからと、ありがたさが込み上げました。
命がある感謝も新たに
我が家の断水は1カ月ほどで解消し、徐々に日常を取り戻しつつあります。一日一日命がある…その感謝しかありません。まだ大変な思いをされている方々のために、「自分にできることは何だろう」。そんなゆとりさえ生まれるのです。私ばかりでなく、皆の仕合せを願われる神の深い愛を感じます。
素晴らしい力と愛が込められた御神体。新たな年にもまた御神体をお預かりし、家族みんなで教えを実践して、我が家に良い因をたくさん残せるように歩んでいきます。