吹雪の恐怖から守られて

(北海道MY/50代女性) 

一年のうち、5カ月以上は、雪が降る北海道。車の運転が苦手な私にとって、特に冬の運転は緊張の連続です。 

 心のゆとりを祈願して

事故を起こすことも、巻き込まれることもないよう、ハンドルを握る前に、乗り物用の御神体を前にして祈願。ゆとりを持って、「お先にどうぞ」と譲り合う心で運転できるように、よくよく気持ちを整えてから出発します。 

1時間近く走るときは、途中でも祈願。「ここまで来たので、もう少しです。焦らず、ゆったりした心で引き続き運転させてください」などと語り掛けます。到着すると、「無事に着きました。ありがとうございます」と御礼。この繰り返しで、いつも怖い思いをすることもなく、守られてきました。

御神体が心の支えに

ある冬の日。突然、吹雪に襲われ、真っ白で何も見えなくなってしまったのです。まさにホワイトアウト状態。すぐ前に車がいるかもしれないし、ブレーキを踏めば、後ろの車に衝突されるかもしれない。どうしよう…。初めてのことで、ただただ恐怖でしかありませんでした。 

唯一の心の支えは、神の分魂が封じ込められた御神体だけ。「周りが全く見えなくて、ものすごく怖いです。助けてください。冷静に、的確な判断ができるようにお守りください」。心の中で祈願しながら、ハザードランプをつけ、ゆっくりゆっくり車を走らせました。 

緊張と恐怖の中、やっとの思いで家に到着した時は、安堵(あんど)とともに、心から感謝を申し上げました。 

神の力があればこその奇跡 

その日、至る所で車の事故が発生したというニュースが流れました。信者になる前は、衝突事故を起こしたり、電柱に車をこすったり、速度違反をしたりと、いい思い出がありません。そんな私が、ホワイトアウトの中を無事に帰ってこられたのは、奇跡としか思えないのです。どれほどの神のお力で心をお守りいただいたことか。身をもって味わいました。 

 大自然の中で生かされている私たちです。神に心を守っていただきながら、偉大な力に順応できる自分でありたいと思います。昨年、一年間、心穏やかに運転ができ、ゴールド免許の更新をことし迎えられます。これからも、ゆとりある心を祈願しながら、安全運転に努めていきます。