神と生きる心をつないで 

(千葉県YK/60代女性) 

神との出会いは60年前。御神体に手を合わせる母の姿に神を感じたのが、最初でした。 

母の姿から身に付いた心

毎日、朝夕欠かさず、御神体に向かう母の姿は、幼い私に“神にすがる心”を教えてくれました。困ったときの神頼みではなく、それはそれは真剣に、家族の仕合せ、幸福を願ってくれたのです。 

末っ子で、いつも母のそばにいた私。だから、何かにつけ御神体に向かう心が、自然と身に付いたのだと思います。神と心が常に一緒だったので、外出先でも、御神体を思い浮かべながら祈願。これまで、喜怒哀楽、いろいろな思いを語ってきました。 

神に心を預けたおかげで

子供が幼稚園に通っていた頃、あるお母さんから言われたことがあります。「あなたは人の悪口言わないね。すごいね」。会社勤めをしていた時も、同じようなことをよく言われていたものです。それはきっと、常に神と心が一緒にいられたから、人のことをとやかく言う気持ちにならなかったのだと思います。 

いろいろあった昨年。しかし、どれもが、自分の生き方を正すための必要な経験となって、深い気付きにもつながりました。それは、いつでも心を預けられる御神体が身近にあるから。そのありがたさを家族と共有できるのも、大きな喜びです。 

神と生きることを教えてくれた母に、あらためて感謝したいです。そして、私も母のように、自分の姿を通して、神と生きる素晴らしさを、子供たちにつないでいきたいです。