目指せ! おしどり夫婦

(東京都AS/30代男性) 

夜9時になると、ブルッと震える私のスマートウォッチ。『生命の歩み』読み合わせの時間です。 

夫婦で同じ軸が持てる 

妻が、毎日2ページ音読。読み終わった後、「どこが心に残った?」と伝え合うと、夫婦で同じ所もあれば、全く違う所もあり、妻の考え方や受け止め方を知ることができて面白いです。 

私たちは、結婚して半年ほどの新婚さんです。付き合っていた時から、いろいろ話し、お互いをよく知った上で結婚したつもりでした。ところが、いざ結婚生活が始まると、「そうだったの?」「そういうマイルールがあったの?」と驚きの連続。でも、「あり得ないでしょ」ではなく、「はあ、斬新だな」と受け止め合えるのは、読み合わせをするうちに同じ軸を持てるようになったからかもしれません。 

自分を振り返るきっかけにも 

「読み合わせをしよう」と決めた時、「最初に、家庭(立ち木の真理)のページを読もうよ!」と声を掛け、目次で「家庭」に関係するページを探して読み始めました。心に残ったのは、夫は「根」、妻は「幹」という内容。「根」の役割は、何があっても家族が揺るがないように支えること。そして、家族の心をつなぐのが「幹」です。 

私は、「自分の気持ちを積極的に伝えて、家族が安心して暮らせるようにする」と決めました。妻の目標は、「相手の気持ちを優しく、柔らかく受け止めて、家族に何でも話してもらえるようにする」。1枚の紙に、それぞれの思いを書いて、御神居のそばに、心のチェックリストとして置いています。まだ、何かあると心がのまれてしまうことが多いですが、2人で意識するように心掛ける毎日です。 

「縁」「出会い」のページを読み合わせしていた時、なぜか自分の人生を振り返る気持ちが湧きました。妻に、「これまで、あまり人と縁を深めてこなかったと思う。でも、君と出会って、“人と触れ合うってこんなに楽しいんだ”と知った。これからは、積極的に縁を深めていきたい」と伝えると、涙ぐんで聞いていました。 

自分でも理由は分からないのですが、こういう素直な気持ちが引き出されたのが、読み合わせで味わった“不思議”です。これからも、おしどり夫婦を目指して頑張ります。