私たち夫婦、今が青春

○山梨県・SMさん(70代女性)

79歳の私と85歳の夫は、神に心を支えられ、生かしていただいています。

私は、左目が見えず、右目も視力が落ちて、書くこと、読むこともスムーズにできなくなりました。人と会っても、近づかないとぼやけて分かりません。

でも、困ったとは感じません。そう思えるのが、神のご守護です。相手の声が耳に入ると、「○○さんだ!」と、親しく心がつながり、うれしくなるのです。

ある日、眼科検診に夫と行きました。「お母さん」と私の手を握ってくれ、ビビッと体が反応しました。その時の夫の手は分厚く、温かく、優しい血潮が伝わってきて、「今が、青春」と、夢のような思いがしたのです。

思えば、若い時代、夫は仕事に一生懸命打ち込み、私はその夫を支えようと、寄り添って生きてきた日々でした。結婚して五十数年、2人で教えを学び、語り合いながら、和のある家庭を築いてきたのです。そうして老後を迎えた今、病院内の通路を並んで歩く私たちは、まるでデートを楽しむカップルのようです。

会計の精算が終わって、車に乗ると、夫は「お母さん。どこかで、うまいもんでも食っていくか」と言ってくれます。夫婦っていいなあと思います。

信者になって30年、神の教えがあればこそ、そのとき、そのときに神が与えてくださる仕合せに気付けます。まさに、「命ある今を大切に」と、神が応援してくださっている思いがいたします。

神の教えでつかんだ仕合せのコツ。どうぞ、ご家族にも共有してください。皆さまでほっこりしつつ、見えたコツを家族で生かしましょう。

日常で見つけた“小さな仕合せ”を、ぜひお寄せください。

しあわせ通信
社会で光る人