お裾分けから縁が広がる仕合せ

○栃木県・ASさん(60代女性)

先日、いつものように5歳の孫と公園に行った帰り道。近所の家でおじいさんが柿の選別をしていました。孫が「おいしそう!」と思わずひと言…。「じゃあ、持っていきな」と、たくさんの柿の実を大きな枝ごと頂きました。

早速食べたところ、とても甘くておいしかったので、「家にある梨をお裾分けしよう」と、翌朝孫と一緒にお返しに。
ところが、出てきたおじいさんは、昨日の方とは別の方でびっくり。「あれー」と、そのお宅のおばあさんも一緒に、皆で大笑い…。迎えてくれたおじいさんが、「ちょっと待ってな」と干し柿を持ってきて、下さいました。そこで、私たちも、「じゃあ、この梨を食べてください」とお裾分けしました。

夕方、おばあさんが家に訪ねてこられました。「あのおじいさんは、親戚の人だったんだ。『誰だったのかな?』と気になっているだろうから」と言って、今度はさつまいものお裾分けを下さったのです。近くに住んでいながら、お互い顔も知らず、話したこともなかったのに、すぐ打ち解けて「これも、ご縁ですね」と笑い合いました。

孫は近所でも人気者で、公園に行く時はビニール袋を持って、「世の中をきれいに」を合言葉にゴミを拾っては、「今どき、珍しいことだ」と出会う人たちに褒めてもらいます。家の前のゴミ収集場が汚れていると、私を手伝って、一緒に掃除もしてくれます。

神の教えを学び、家族で生かしていると、明るく楽しく過ごせます。心はほのぼの。良い生き方を孫に残していきたいと心から願う毎日です。

神の教えでつかんだ仕合せのコツ。どうぞ、ご家族にも共有してください。皆さまでほっこりしつつ、見えたコツを家族で生かしましょう。

日常で見つけた“小さな仕合せ”を、ぜひお寄せください。

しあわせ通信
社会で光る人