小1男子からのうれしい手紙

○石川県・RKさん(40代女性)

「ともだちたくさんできたよ。かんじいっぱいならったよ」保育士をしている私の元に、小1の男の子から、手紙が届きました。「大切な人にお手紙を送る」という宿題だったそうです。

私は、その子が年長クラスの時の担任でした。当初は、いつも自信なさげで、気に掛けていた子です。そんな中で彼の良さに気付きました。絵がうまく、粘土細工も器用に作ります。「上手にできたね!すごいね」とたくさん褒め、「お母さんにも見てもらおうね!」と写真を撮り、親御さんに共有したことも。徐々に自信が出てきたのか、笑顔が増え、楽しそうに通園するようになったのです。

私にとって、園児との出会いは一生の宝。卒園前、子供たちに、「いつでも話しに来てね。先生待っとるよ」と声を掛けていました。すると、先日、その子が母親と一緒に来てくれたのです。会うなり、「クラスにこんな子がいるんやー!!」と近況を話し出し、明るい顔に一安心。お母さんが、「私たちには、最近になってようやく学校の様子を話すようになったのに、先生にはすぐ話すなんて、本当に大好きなんやね」と言っていました。

手紙のお礼を伝えると、男の子の家では、誰に書くか会話が弾んだとのこと。私を思ってくれる「心」に感動し、胸がいっぱいになりました。「いつでも話しに来てね」という私の言葉を忘れずにいてくれたことも、心を開いて思いを聞かせてくれた気持ちも、うれしい限りです。これからも、縁ある人々の「心」を大切に生きていこうと思います。

神の教えでつかんだ仕合せのコツ。どうぞ、ご家族にも共有してください。皆さまでほっこりしつつ、見えたコツを家族で生かしましょう。

日常で見つけた“小さな仕合せ”を、ぜひお寄せください。

しあわせ通信
社会で光る人