コロナで深まった家族の絆

○東京都・KWさん(70代女性)

息子一家とは、同居していても、慌ただしい日常の中で、言葉を交わす機会も少なくなっていました。

今年に入り、息子夫婦にもっと感謝を伝えていこうと、あらためて決意し、神に願う毎日を過ごしていました。そんな中、息子がコロナにかかってしまいました。続いて、私と幼い孫たち、お嫁さんまで、みんなで感染したのです。

幸い、軽症で済みました。一家で家にこもり、療養生活。10日間外出できない状況でも、神に心をお守りいただき、不安も焦りもない日々でした。

息子は、「ごめんね。コロナをもらってきて」と謝っていましたが、誰一人責める言葉や泣き言はありませんでした。それどころか、食事や孫のことなど、いつも以上に嫁とやりとりし、何回も「ありがとう」が言えたことがうれしかったです。息子と朝に夕に「おはよう」「おやすみ」の挨拶を交わすこともできました。ようやく症状が落ち着いた頃、家族の前で、「みんながいてくれて、本当によかった。一人だったら、怖くて、いられなかったと思うよ」と、感謝を伝えました。息子も、嫁も、「そうだね」「一人なら、どんなに心細いか」とうなずき、笑い合いました。

それ以来、自然に家族と思いを伝え合えるようになり、心が軽いです。息子に「元気になったから、みんなの食事も作れる。うれしい」と言ったら、家事がしやすいようにと、眼鏡をプレゼントしてくれました。「家族は大事」とあらためて教えていただいた体験でした。

神の教えでつかんだ仕合せのコツ。どうぞ、ご家族にも共有してください。皆さまでほっこりしつつ、見えたコツを家族で生かしましょう。

日常で見つけた“小さな仕合せ”を、ぜひお寄せください。

しあわせ通信
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