認知症の義母との穏やかな毎日

○福井県・YTさん(70代女性)

97歳になる義母は、認知症です。毎日、一緒に折り紙をしたり、おしゃべりしたり、穏やかな時間を過ごしています。

以前は、「置いといた物がない」「あんたが取ったんか」と疑われ、つらい思いをしたこともあったものの、神の教えが支えになりました。「一人で抱え込まず、夫を頼りながらやっていこう」と、義母の様子を共有したり、二人で話し掛けたり。そのうちに少しずつ落ち着き、「盗まれた」などと言わなくなったのです。時におかしいなと感じる言動があっても、「ほやの」と受け止められる私になれました。

先日、家族で外出準備をしていた時のこと。義母は、「何着ていけばいいんや」と落ち着きがありません。私が、「そうやの。これはどうかな?」と伝えると、義母はニッコリ。何ともいとおしい気持ちになりました。そんな様子を見ていた夫から、「優しく接してくれて、ありがとう」と言われ、うれしさも倍増でした。

義母に「私たちが付いているから、ずっとこの家にいてね」と伝えると、「ありがとのー」と、のんびりした福井弁が返ってきます。「自分が変われば、相手が変わる」本当にそうだと、家族三人で暮らす仕合せを感じる毎日です。

神の教えでつかんだ仕合せのコツ。どうぞ、ご家族にも共有してください。皆さまでほっこりしつつ、見えたコツを家族で生かしましょう。

日常で見つけた“小さな仕合せ”を、ぜひお寄せください。

しあわせ通信
社会で光る人