○北海道・YAさん(50代女性)
先日、大型ゴミを処分するために、夫の運転でゴミ処理場に行きました。すぐに済むだろうと軽い気持ちだったのに、既に10台以上の車が並んでいました。
1時間ほど待って、ようやく私たちの番が来た時です。いきなり、ゲートのシャッターを降ろされたのです。1時間のお昼休憩とのこと。「えーっ。うそでしょ!」と思わず声が出ました。
夫と車内で待つ間、シャッターを閉めた担当者のことを考えていました。「きっと、申し訳ないって気持ちだよね。シャッターを開けた時に何か言われるかも…とか、思っているかな」「でも、ゴミを処分してもらうんだし、気持ちよく『ありがとう』って言おうか」
13時少し前にシャッターが開き、手招きされて、ゲートに進みました。開口一番「お待たせしましたね」と言ってくださり、私たちも、「よろしくお願いします」と進みました。作業員の方が、大型ゴミを一つ一つ確認しながら分別し、私たちではうまく解体できなかった物も、「いいですよ。こちらでやりますから」と引き受けてくれました。感謝、感謝の時間でした。
帰り道、二人で、「受付にしか人がいないと思っていたら、中で分別する人が働いていたんだね。いろいろ分かってよかったな」とうなずき合いました。予想外に時間がかかったものの、気持ちよく会話できていることに驚きとうれしい気持ちで、心が温かかったです。遅くなったお昼ご飯を、二人でおいしく食べました。