親子で学んで見つけた心のごちそう

○兵庫県・KMさん(60代女性)

息子と一緒に神の館で教えを学んだ時のこと。「一人一人に必ず良さがあります。人に喜ばれ、世に役立つ力です」今まで何度も学んできたはずの教えが、あらためて心に染み入ってきました。

思えば私は、夫とは何でも話せても、息子は何を考えているのか分からず、会話もない毎日でした。その日を境に、息子をよく見るようになりました。

ある日、ファクシミリのインク切れで困っていると、帰宅した息子が、さっと替えてくれました。どこの家でも当たり前のことかもしれませんが、私はうれしくて、「助かった。ありがとう」と伝えました。小さなことですが、一生忘れないほどの仕合せを感じました。

息子は、普段から、私の孫に当たる幼いめいをお風呂に入れたり、あやしたりしています。私が疲れていると、黙って肩をもんでくれます。私は、「自分の気持ちを話さない子」「声を掛けても会話が続かない」と思い込み、息子の優しさが見えていなかったのです。

以来、「お疲れさま」「ありがとう」「おいしいね」などと、ささいなひと言も心を込めて伝えるようにしています。そのような中で、息子も仕事のことなどを、自分から私や夫に話してくれるようになりました。真剣にアドバイスする夫を見ると、「息子は頑張り屋。夫の情熱も良さだなあ」と感動します。

一日一日家族で囲む食卓での会話が、何よりの「心のごちそう!」そんなふうに感じるきょうこの頃です。

神の教えでつかんだ仕合せのコツ。どうぞ、ご家族にも共有してください。皆さまでほっこりしつつ、見えたコツを家族で生かしましょう。

日常で見つけた“小さな仕合せ”を、ぜひお寄せください。

しあわせ通信
社会で光る人