○横浜市・MMさん(60代女性)
急に右足が利かなくなり、脳梗塞と診断され、即日入院。手当てが早かったため、幸いなことに右足だけのまひで済みました。
入院と言えば、食事がいまいちというイメージがありました。でも、実際に入院してみると、「この食事を作ってくださる方がいて、ありがたいな」と思いました。ですから、「その感謝を伝えるために、自分にできることはないかな」と考え始めたのです。
そこで、食事の際、お盆に載っている献立カードにお礼の言葉を書くことを思い付き、「ごちそうさまでした」「いつもありがとう」などと書いてみました。感謝の思いをしたためているうちに、病院食がどんどんおいしく感じるようになり、食事の時間が待ち遠しくなるほどでした。看護師さんからは、「こんなふうにメッセージを頂くのは、初めてなんですよ」とうれしそうに言われ、栄養科の方からも、「ありがとう」とお返事を頂きました。
「人は心で生きている」神の教えにあるように、人の思いを感じることが大切と、身をもって味わった出来事でした。
心の健康のありがたさを目いっぱい実感しながら、祈願とともに治療に専念しています。