失敗ご飯が家族の愛で大変身!

○神奈川県・NSさん(70代女性)

休日のお昼、ピピーと炊き上がりを知らせた炊飯器に、しゃもじを入れた瞬間、「あれっ!?」何とも頼りない手応え。「水加減を間違えた! どうしよう」と、冷や汗が出てきました。

ふと、おはぎが夫と娘の好物だったことを思い出し、そばにいた夫に、「おはぎにしてみようか。餅米がなくても大丈夫かな」と相談してみました。「半分は入ってないと駄目だろう」と心配そうな夫。そこに、娘が部屋から出てきて炊飯器を開け、「ご飯こんなにあるんだ。あはは!」と大笑いしています。

とにかくチャレンジ。軟らかいご飯をすりこぎでついて丸め、あんこを詰めて、きなこをまぶして、完成。2人とも、おいしく食べてくれました。

「後は何にしようか」「おみそを付けて焼く?」「お焼き風はどうかな?」「丸めて揚げたら?」「ライスバーガーは?」

3人でアイデアを出し合い、夕飯は夫の「リゾットは?」が採用となりました。

牛乳やバターを入れ、心を込めて、しめじとほうれん草のリゾットに。すると、「お代わりはないの?」と言われるほど、大好評でした。

失敗を責められることもなく、一段と会話の弾むハッピーな食卓へ。軟らかご飯が大変身できたのも、温かい家族の存在あればこそと、感謝、感謝です。

神の教えでつかんだ仕合せのコツ。どうぞ、ご家族にも共有してください。皆さまでほっこりしつつ、見えたコツを家族で生かしましょう。

日常で見つけた“小さな仕合せ”を、ぜひお寄せください。

しあわせ通信
社会で光る人