[実践ポイント]“プラス”で終わる会話を意識する

厳しい暑さが続いて、心も体もグッタリ。そんな時は、つい自分のことで心がパンパン。人への配慮に欠けてしまいがちです。家の中でも、ちょっとしたひと言で、嫌な雰囲気に…。そんなことはありませんか?

健康診断の結果を受けて始めたダイエット。ご飯を減らして、甘い物も我慢して…。そんな時、家族が「一緒に食べよう」とケーキを買ってきたらどうでしょう?

「ダイエットしてるって知ってるよね!」それでは、お互い嫌な気持ちになり、“マイナス”で終わる会話に…。もし、「何か良いことでもあった?」と、まずは相手の気持ちを聞けたなら、「実は、仕事で褒められて…」「あなたが好きなフルーツのケーキだったから」などと、会話が広がっていきます。そこから、「ありがとう。ダイエット中だけど、一口頂くね」と、プラスの会話の循環を生み出せるのです。

とはいえ、自分はプラスの会話を意識しても、家族にぶっきらぼうな言い方をされたり、責められたり…。マイナスの会話で終了することもあるかもしれません。そんなとき、まずできるのは、「どうしてそう言ったのかな?」「もっと話を聞いてみよう」と相手に温かい関心を持つことです。「話の腰を折っちゃったな」「言い方がきつかったかも」と自分の言動を見詰められたなら、「最後までしっかり聞こう」「次は、優しい言い方をしてみよう」などと、より良い関わり方が見つかります。
相手の心情を思いやったり、感謝を深めたり、大切に思う愛心は、必ず、愛語となって表れます。愛が伝われば、会話は自然と“プラス”に変わるはずです。一つ一つの会話を、いつも“プラス”で着地させましょう。

そのように、“プラス”の会話が飛び交えば、確実に「和のある家庭」になっていきます。一人一人の運命、生きていく力を引き出し合うことができるので、病気や事故・災難を引き込みません。「『真理』に生きることで 人間は 社会に奉仕し 家族の人生を守って行ける」(8月1日の神示)のです。家の中で愛心、愛語で生きている人は、学校、会社、地域…、どこにいても人の心を大切にする生き方ができます。