[実践ポイント]カサカサ心を保湿する

冬本番、地域によっては乾燥注意報が発表される日も…。ちょっとした摩擦で静電気がバチッ! 肌も荒れてガサガサ…ということもあるかもしれません。では、「心」はどうでしょうか。どこにいても、誰にでも、起こる可能性のある「心の乾燥」に目を向けてみましょう。

相手の言動にイラッとして言い返す、思うようにいかずに人のせいにする。マナーの悪い車を見て、「あんな運転するなんておかしい」と心の中でつぶやく。そうした一つ一つが、カサカサの原因。無意識のうちに、心の乾燥は進んでいきます。

カサカサ心に効く、最高の保湿クリームが「感謝心」。物事を広く、大きく受け止める心です。「私ならこうする」「当然こうするべき」という気持ちを「感謝心」で保湿! すると、「『あの態度はないよね』と思ったけれど、何か事情があったのかな?」などと、受け止め方の幅を広げていけます。心に潤いが戻り、「家族が賛成してくれたのも、実は私が強く言ったから、みんなが折れてくれたのかも…」「口では謝っていても、『私は悪くないのに…』と責める心でいっぱいだったな」など、“無意識のカサカサ心”を発見できるようになっていくのです。

そこに気付けば、あとは、「我を通しがちなので、相手の気持ちを受け止められる、大きな心にしてください」「自分にも非はあったのだから、それを受け止めて、改善していけますように」などと具体的に祈願。まるでパックをしたように心に潤いが浸透し、ぬくもりのある心で人と関われるようになっていけます。

心は伝播(でんぱ)するもの。自分の心がカサカサすれば、相手の心までカサカサに…。ですから、特に身近な家族にこそ、潤いたっぷりの心で触れ合っていきましょう。家族の心も潤って、家庭の中が温かな空気に包まれていきます。それだけでなく、職場や地域、学校など、自分が身を置く環境全てが、潤いで満たされていくのです。

今年の課題は
  家族が神示「真理」に
      多くの気付きを得て
   「真理」で関わる家庭を
         築く努力(こころ)
和心育む家庭の環境(そんざい)が
    いかに社会の姿を豊かにするか
 「教え」に生きることで
       信者は悟りを深めてゆく

1月1日 祈願祭(『友輪』341号 4ページ〈中略あり〉)