[実践ポイント]「おかげ探し」をする

今年も残すところ10日余り。この時期、特に大切にしたいのは「礼の心」です。その心を「おかげ探し」で深めてみませんか?

まずは、「毎日」の中に隠れている「おかげ」を見つけてみましょう。
例えば、「今」自分が日々携わっている家事や仕事。それを必要とする人がいる「おかげ」で成り立っています。
「今」自分が生きていること。それも、両親や祖父母、そして数えきれないほどの先祖が、命をつないでくれた「おかげ」です。
このように、普段「当たり前」と思っていることにこそ、「おかげ」が隠れているものです。

「おかげ探し」をさらに楽しむコツがあります。
「今」だけでなく、「過去」からも「おかげ」を探り出しましょう。「亡くなった祖父母にかわいがってもらった」「学生時代、あの友人に仲良くしてもらった」「昔、仕事で関わったあの人にお世話になった」など…。一つ一つ振り返っていくと、「おかげ」だらけになっているはずです。

「おかげ探し」に出てくる人たちの中で、「家族」は最も登場回数が多いのではないでしょうか。ですから、家族には「いつも支えてくれるから仕事を頑張れるよ」「病気で大変だった時、尽くしてくれてうれしかった」など、感謝の気持ちを自分の言葉で伝えることが大切です。もし、直接お礼を伝えられなかったとしても、その時かけてもらった愛や優しさを心に留めて、今度は自分が、周りの人にその心を惜しまずかけていきましょう。

12月15日の神示に、このようにあります。
「多くの出会いに感謝し、報恩の心で『生きる』誓いを立てるべし」
「おかげ」だらけの自分の人生。自分自身も「あなたのおかげで」と言ってもらえる存在になれるように、自ら人に関わっていく…。その心を神に誓って、今年を気持ちよく締めくくりましょう。