積み重ねが大きな仕合せに

(長野県MS/50代女性) 

昨秋、楽しみにしていた『生命の歩み』が発行されました。「一緒に読みたい。でも、朝5時前に出勤するパパの負担にならないようにしたい」素直な気持ちを夫に伝えると、「じゃあ、読んでみよう」と言ってくれました。以来、土、日を中心に読み合わせをしています。 

「パパ、聞いてくれる?」「いいよ」それを合図に、私が音読。コツコツと読み進めるうちに、夫も私も、1人で読むのとは違う感覚を味わっています。 

新鮮に響く一つ一つの言葉 

夫は、「自分で言葉をかみしめながら読むのと、人に読んでもらうのは違うね…」と言います。一つ一つの言葉が新鮮な響きを持って聞こえ、ちゃんと意味が分かって心に入ってくるとのこと。まだまだ足りないところがあると気付くので、少しずつ教えに近づいていきたい…など、いつも感想を話してくれます。 

私も、夫に向かって読んでいるはずが、不思議と自分の心に言葉が染み入ってくるのを感じます。夫が読んでくれたときは、もっと強くそう思います。 

穏やかな心で周りにも優しく 

読み合わせが終わると、「『生命の歩み』にあるとおり、周りの人たちと分かり合えるよう、声掛け合って生きていきたいね」「うん、一緒に頑張ろうね」などと話しています。 

2人で語り合い、思いを共有するだけで、心が穏やかになっていくのを実感。別に住んでいる子供たちにも優しく触れ合えて、話が弾みます。毎日のささやかな積み重ねが、確実に大きな仕合せにつながっていく喜びを、日々味わっています。