○兵庫県・ＫＭさん（50代女性）
子供たちが独立し、今は夫婦二人の生活です。我が家も、私たちと共に年を重ね、補修が必要な箇所が見つかりました。
夫はとても器用な人。先日は、屋根の修理をしてくれました。その間、私はそばで庭仕事。同じ時間を共有しました。蔵の出入り口まで、手際よく直す様子に、「すごいね」の言葉が心から出てきます。夫は「もう少しこうすればよかったかな…」と言いながらも、うれしそうでした。
最近、夫の優しさ、頼もしさが、どんどん見えてきます。以前は、私が何でも自分で決めて、進めてきましたが、夫に「こう考えているけれど、どう思う？」「これ、お願いしてもいいかな」と聞くようにしたのです。夫も私の思いに快く応えてくれるので、「助かるわ」「ありがとう」をたくさん伝える日々です。
「一人が気楽」と思っていた買い物も、一緒に行くと、食材を見ながら会話が弾み、楽しさ倍増。山菜を採りに行くのも、畑仕事も、防鳥ネットを張るのも、「一人」でなく、「二人で」やるから、仕合せなのだと気が付きました。夫と空を見上げて、おいしい空気を吸って、毎日が仕合せいっぱいです。
