山田 満道事(やまだ・みつる)

物も、人の心も大切にして、潤いのある環境を

ある日、偉光会館の職員室で、ペットボトルのキャップに、花だけが生けてあるのが目に留まりました。聞くと、「花瓶の水を替えるときに花が折れてしまって…、でもきれいに咲いているから」と言うのです。物に愛着を持てる人は、人の心も大切にできるもの。職員仲間の豊かな感性に触れ、私も、物の命、人の心をもっと大切にと思った次第です。

先日、喉の調子が悪くて耳鼻科に行きました。病院の受付で検温すると、何と37.2度。順番が来るまで車の中で待って診察室へ。医療従事者が、日々どんな思いで診療に当たってくださっているのか…。心配を掛けたことをわびると、医師は「大変お待たせして」と気遣ってくれ、「コロナではありません」と、安心させてくれました。そして、暗示をかけるように、「よく効く薬を」と言って、処方してくれたのです。その思いを頂き、感謝して薬を服用すると、翌日には喉の痛みがなくなっていました。

喜びは共有し 悲しみは共感し 怒りは享受し 楽しみは共存する
 喜 怒 哀 楽――流れる心に 真の「仕合せ」が味わえるのである
「神示教会」――
    人誰もが「仕合せ 幸福」手にするために 欠くことならぬ環境と申す

喜びは共有し 悲しみは共感し
  怒りは享受し 楽しみは共存する
 喜 怒 哀 楽――流れる心に
  真の「仕合せ」が味わえるのである
「神示教会」――
  人誰もが「仕合せ 幸福」
    手にするために
      欠くことならぬ環境と申す

『輝光 ─愛に生きる─』79ページ

毎日、悲喜こもごも、喜怒哀楽を味わうのが人生です。そうであるなら、どのような感情が湧いたとしても、神の教えを生かし、全てが「仕合せ」に返るように、人への心遣いを大切にしたいと思います。その積み重ねに、縁ある方々と自分が身を置く環境が、ますます潤いのあるものになっていくはずです。