菊永佑紀子道事(きくなが・ゆきこ)

祖母と過ごした素晴らしい時間

人は皆 神の手の中 「運命」通して「寿命」に生きる
 「人生の真実」である
 この真実 悟れし者なれば 我が「運命」磨くことに思いが向かう
 この心の姿を 「感謝」と申す
我が人生 晩年を迎え 悔いなきものと 涙する皆であれ
 ――人生の終日に 神の手の中 我が「心」包まれる――

人は皆 神の手の中
  「運命」通して「寿命」に生きる
 「人生の真実」である
 この真実 悟れし者なれば
    我が「運命」磨くことに
      思いが向かう
 この心の姿を 「感謝」と申す
我が人生 晩年を迎え
  悔いなきものと 涙する皆であれ
 ――人生の終日に
    神の手の中
      我が「心」包まれる――

『真実の光・神示 平成21年版』76ページ(中略あり)

98年の人生を歩んだ祖母の教会葬儀、玉納奉寿には、多くの方が参列してくださいました。

生前、教会に行くと顔見知りの人たちにいつも声を掛けられ、楽しそうにしていた祖母。年を重ねるごとに「ありがたいね。感謝しなきゃね」と言うのが口癖でした。必死に生きてきた戦時中の話、「人は支え合うもの」と語る時の祖母の優しいまなざし。祖母と過ごしてきた時間が思い起こされました。

寂しさはあっても、祖母と縁を深めて生きられたことの素晴らしさを感じます。それが残された家族の心に、存在感としてともされ続けるのだと思います。たくさんの方にたたえられて送ってもらえる人生はなんてすてきなのだろう…。その思いが胸の中に広がり、「私もそうやって生きていきます」と、祖母に誓いました。

あすが来ることを疑うことなく日々を過ごせるのはありがたいことです。でも、それが当たり前ではないのだと分かった時、神の手の中に抱かれている感謝とともに、一日一日を大切に生きようと、決意を新たにしました。二度と巡りくることのない一日を、笑顔で悔いのないように生きていきたいと思います。