小西光代職員(こにし・みつよ)

豊かな生き方は国境を越えて

私は子供の頃から海外に興味があり、世界の人と触れ合う番組を見ては、旅行したような気分を味わっています。

雨の多い地方に住む中国の男性は、「窓辺で雨音を聞きながらお茶を飲むのが格別」と言います。冬はほとんど太陽の光が差さない北欧の女性は、「私たちは夏に太陽の恵みを存分に味わうの」と、真夏に戸外での食事を楽しんでいました。物を大切にするオセアニアでは、100年前の家でも修理を重ね、「私たちは古い方が好きなの」とほほ笑む女性がいました。陽気な南米の男性は、「自分たちは『素朴な人生を!』が合言葉。出会う人みんなで声を掛け合うと明るくなれるよ」と呼び掛けます。今あることに感謝して、仲間と喜びを分け合っていればこそ、陽気に暮らせるのだと思いました。

何げない言葉に胸が打たれます。どの国の人であっても、仕合せは身近にあり、心豊かに過ごすことを求めているのは共通だと感じるのです。

しかし、私たちはともすれば、自分の価値観で物事を見てしまい、いつの間にか自他を分けてしまいます。人を責め、不平、不満を感じ、国と国、家と家、一番大切な家庭であっても、争いを引き起こす姿が見られます。身近な仕合せを見落として、生きることを難しくしているのかもしれません。

「真理」を探究し 人との出会いに生かす心を欠いてはいけない
 そこに 多くの人との出会いが重なって 「生きる」喜びを味わえる
 神が示す「人生の姿」が ここにある
 ああ 「人生」 楽しき時と悟るべし

「真理」を探究し
    人との出会いに生かす心を
      欠いてはいけない
 そこに
  多くの人との出会いが重なって
    「生きる」喜びを味わえる
 神が示す「人生の姿」が ここにある
 ああ 「人生」 楽しき時と悟るべし

『真実の光・神示 平成30年版』70ページ

神の教えを学んでいるからこそ、心のひだを増やし、人生を彩っていけます。世界の方々に触れ、またどんな気付きが得られるか、楽しみにしています。

――神にすがるその訳は 悔いなき人生 歩むがためなり――
 悔いなき人生 手にする極意は一つ 人 物との「調和」にあり

――神にすがるその訳は
    悔いなき人生
      歩むがためなり――
 悔いなき人生 手にする極意は一つ
    人 物との「調和」にあり

『真実の光・神示 平成19年版』228ページ