大久保寿世職員(おおくぼ・ひさよ)

感動にあふれた蛍との出会い

「仕合せ」とは何か 悟るべし
 広く 大きな心で生きてこそ味わえる 「心の感慨」である
 悩み 迷い 苦しみも 生ある喜び味わうための 大切な心の動きと気付いてほしい
 気付けた者は 全ての縁を生かして生きられる

「仕合せ」とは何か 悟るべし
 広く 大きな心で生きてこそ味わえる
    「心の感慨」である
 悩み 迷い 苦しみも
    生ある喜び味わうための
      大切な心の動きと
        気付いてほしい
 気付けた者は
    全ての縁を生かして生きられる

『真実の光・神示 平成17年版』30ページ

緑が一面に広がったある日、たくさんの蛍が飛んでいる写真を撮りたくて、カメラを片手に、自然の中へと足を運びました。日が暮れて、周りが暗くなり、月と星だけの世界に…。すると、草の茂みでかすかに光る1匹の蛍が。

思い描いていたような、辺り一面に蛍が飛び交う写真は撮れませんでしたが、何時間も待った後に、一生懸命光を放つ1匹の蛍と出会えて、何とも言えない仕合せな気持ちに包まれました。あらためて、私たち人間も自然の中に生かされていると、しみじみ思います。

1匹の蛍に心が躍り、空いっぱいに輝く星に心がときめく…。人間としての生を頂いたからこそ味わえる心の動きだと思うと、感動があふれます。悩むのも、迷うのも、苦しむのも、心があればこそ。人間だから味わえる心の動きなのだと、頂いた命に感謝が湧き上がりました。

蛍が光を放つのは限られた時期だけ。でも、人はいつでも自分の力を発揮して、人に感動を与えることができます。人として生きる今だからこそ、命とともに頂いた自分の良さを磨いて、縁ある人のためにお役に立てるように精進したいと思います。