[実践ポイント]「自分ルール」とうまく付き合う

特に人から言われたわけではないのに、確かに自分の中にあるマイルール。それ自体は決して「悪」ではないものの、時に自分を苦しめる「ストレスルール」になってしまうこともあるものです。

まずは、無意識に培われた「見えない自分ルール」に気付くところからスタートです。

「イラッ」「ムカッ」こうした感情の裏には、大抵「自分ルール」が隠れています。例えば、話を遮ってくる友人にムカッとしたとき。「人の話は最後まで聞くべき!」という自分ルールを、相手にもがっちり当てはめている証拠です。

この「見えない自分ルール」、自分に対してガチガチに当てはめている場合もあります。仕事でミスをしてひどく落ち込んだり、家事を予定どおりにこなせなくて焦ったり。そこにも、「完璧にやらねば!」という「見えない自分ルール」が存在しています。

そもそも「自分ルール」は、自分の人生をより良くするためのもの。しかし、そこに「過ぎる心」が上乗せされると、たちまちストレスになってしまいます。特に注意したいのは、「求め過ぎる心」。「夫なんだから、絶対これくらいやるべき」「私はリーダーだから、こうしなければならない」といった、過度な願望は苦しみのもと。心を柔らかくほぐしましょう。

そのために必要なのが、「八分目」の意識です。「○○すべき」「○○でなければならない」の心を手放して、「あの人にも事情があるのかも」「次はできるようにすればいいや」などと、自分ルールを柔軟に「拡大」していきましょう。

4月1日の信者心の道勉強会で、供丸光先生が投げ掛けられた「人格」という言葉。高い品性を身に付けた人格者こそ、「人」として神に生かされる「資格」のある人です。今月の「心の歩みnote」の課題の一つでもある、「過ぎる心」に注意して、昨日より今日、今日より明日と、一歩ずつ「人格」を高めていきましょう。