「青い鳥」という有名な童話、ご存じの方も多いでしょう。主人公が「幸せを呼ぶ青い鳥」を探して、旅する物語。その内容になぞり、「幸せ」を求めて、職場や環境をどんどん変える。けれど、満足できずに、「もっと、もっと」と理想を追い求め続ける生き方を、「青い鳥症候群」と言うようになりました。
情報や流行には“落とし穴”が
より良い人生を願い、それがために、「“もっといいもの”を得たい」と、誰もが思うもの。そのとき、あの人のようになりたいと「憧れ」、でもそうならずに「落ち込む」。流行に乗り遅れたくない「不安」から情報を検索し、選び抜いたはずが、新たな情報に出会って「迷う」…、こんなこともあるのが現実です。情報や流行、その人なりの考えや価値観、主義、主張といったものには、“絶対に良い結果になる”確かな根拠がないからです。
家庭でも、こんな後悔は“ドラマの中だけ”とも言えないのでは…。「今がチャンスと言うから」と始めた投資に大失敗。有名校に進学できた子供が、勉強に付いていけなかった…。ついには、「老後に2,000万円必要」の話から節約ムード一色となり、「電気はすぐ消して!」と、みんながギスギス。夫婦げんかの絶えない家で、子供は夜な夜な繁華街へ。全てのスタートは「幸せ」を求めてのことなのに、気付いた時には真逆の方向へ進んでいた…。知識や情報だけに頼ると、思わぬ“落とし穴”に、はまってしまうかもしれません。
「しあわせ」の根幹にあるのは
では、“絶対にしあわせになれる”方法はあるのでしょうか? 太陽が昇ると暖かくなり、気温が下がると氷が張る。こうした自然の摂理と同じように、人生にも、万人に当てはまる「しあわせの仕組み」があります。それは、一時の願いをかなえる神頼みとは異なり、“幸福”とも違う、「仕合せ」…“相手と仕え合わせる”中で生まれるものなのです。この「仕合せの仕組み」の根幹にあるのが…ズバリ!「家庭」です。
「お金を稼げば、しあわせになれる」。そう思い込んでいた男性は、投資やギャンブルに手を出し、ことごとく失敗。借金まみれの生活になった家族でしたが、男性を責めず、みんなで支え合う毎日に。小さなテーブルで一つのおかずを分け合い、その日の出来事を語り合う中で、「狭いながらも楽しい我が家」を実感。「仕合せは、こんな近くにあった!」と気付いたそうです。
温かい愛の心で寄り添う
さて、幸せの青い鳥を探しに行った童話の結末は…。ご存じのように、“我が家”にありました。人は、何かと、外へ外へと目が向きがちなもの。しかし、仕合せとは、実は最も身近な所にあるのです。「仕合せな家庭」を目指してできることは、たくさんあります。自分には何ができるか…。家族を思う、愛心、愛語、愛ある行動を見つけてみませんか?
就職活動がうまくいかない子供に、ある夫婦が取った行動は、採用されるコツをネットで調べるのでも、「そんなんじゃ駄目だ」と圧をかけるのでもありませんでした。「あなたの魅力は明るさ」「メカに詳しいよね」と、持ち味を伝えて励ましたのです。頑張る方向が見えた子供は、やる気を取り戻し、就職先が決定。職場で良さが光っているそうです。
病から車椅子生活となり、「生きていたってつらいだけ」と絶望してしまったある人。そこからはい上がれたのは、「私たちが一緒にいるよ。生きているだけでいいから」という家族の言葉でした。そして、リハビリに懸命に励み、歩けるまでに回復。どんな時も支えてくれた家族に、「今度は自分が寄り添いたい」と、生きる力がみなぎっています。
神 示
「愛ある家」築けたならば
人は誰も心明るく ゆったりできる
神の手の中
真実の愛に心(魂)触れ
純な愛が家族をつなぐ
(平成17年9月1日〈中略あり〉)
仕合せな家庭をつくるのは、一人一人の「心」です。家族の存在に、言葉に、励まされ、支えられ、穏やかに過ごせる家庭なら、つらいことが起きても、力が湧いてきます。みんなが本当の「仕合せの仕組み」を知れば、確実に好結果を生む方へと歩めます。仕合せを求めているのに遠回り…では、もったいない! ましてや、濁流にのみ込まれたり、崖から転落してしまったら、悔やんでも悔やみきれません。しかし、それほどの悔いを抱える人が少なくないのが今の社会です。今こそ家族に目を向けて、愛の心でつながる家庭に――。そこに、「最高に仕合せな人生」を必ず手にできます。
※「家庭」のテーマは、今回を含めて、全部で6回あります。ぜひ他の内容も、併せてご覧ください。
【特別版】