〈特別版〉教主正使者供丸光先生のお話
「家系に受け継がれる“因”」

同じ「因」でつながる「家族」

家庭を一本の立ち木で例えると、全体を支える夫が根、根と枝をつなぐ幹が妻、根が吸い上げ、幹が運ぶ養分をたっぷり受けて、伸び伸びと成長する枝が子供です。枝であった子供は、やがて伴侶と出会い、自らも一本の立ち木を形成していきます。そうして立ち木が集まると、大きな「森」になります。これが「家族」です。神の言われる「家族」とは、一つの家庭の構成員に限らず、親戚まで含まれる広いものです。

この「家族」をひと言で表すなら、“同じ「因」でつながる存在”です。親・先祖から受け継ぐ「因」には、良いものも、悪いものもあります。病院で、親や兄弟の病歴を聞かれることがあると思いますが、それも「因」の一つです。「因」は、遺伝のように受け継がれていくものなのです。

絶対に知っておいていただきたいのは、この「因」により、私たちの人生は、最初から色付けられているということです。真っさらな状態ではなく、良くも悪くも、親・先祖の生きざまに大きく影響を受けています。つまり、スタートラインは、人それぞれ違うのです。この事実を知り、受け止めることが重要です。的を射た、実る努力ができるようになるからです。

自分の潜在能力を知り、引き出す

「因」に合わせて、神が誕生と同時に肉体に宿してくださるのが「魂」です。魂は、「運命」となって、その人の人生を仕合せなものへと守り、導きます。一人一人異なるこの「運命」は、生命力であり、社会に役立つ潜在能力。人のために運命を生かすほど、悔いを残さない、満ち足りた生涯となります。しかし、残念ながら運命の力を遮ってしまうものがあるのです。それが、家系ごとに受け継いでいる、悪い「因」なのです。

このような、絶対に変わることのない「人生の真理」がある。ここに気付けた時、人は必ず神示を求めます。人知では図れない「人生の仕組み」は、神が表される「神示」に学ぶ以外ないからです。

神示を学ぶと、自分がどのような因を受けているのか、自分の実像、「実体」が見えてきます。つまり、弱点や欠点は何か、どうすれば神から頂いた運命、潜在能力を引き出せるかに気付けるのです。

同時に、「実体」は、家族で共有していることも分かってきます。似たような気質、体質を持ち、切っても切れない縁を感じて、「家族は運命共同体」という感覚が湧いてきます。すると、本物の愛情が育ち始めます。「親も、私と同じで不器用なんだな」「できないところは支え合っていこう」などと、相手を思いやる心が生まれてくるからです。

家族それぞれが自らの「実体」をつかみ、修正に取り組むほど、家庭の居心地は良くなっていくでしょう。同じ「因」を共有する間柄ゆえに、良い変化にも気付きやすく、「努力してるんだな」「私も気を付けよう」と相乗効果で高まっていくのです。家族で「実体を高める努力」ができるということです。

「家族」の関わり方次第で、神が授けてくださる生命力、潜在能力を引き出せるかどうかが決まります。だからこそ、神は、神示を通して、正しい家族の関わり方、その大切さを繰り返し説いてくださっているのです。(次回に続く)

この記事は『心の旅路106』に掲載された内容を基に作成しています。