縁を深める思いが増して

(長野県NN/60代女性)

昨年の秋、偉光郷の改修工事に当たり、表された神示。家族や親戚、周りの方々に感謝を忘れず、縁を深めようとする「心」の大切さを教えてくださった一節に、こうありました。

その心(おもい)の強さが
    家族の心を一つに重ね
      「真実の愛」を育ててゆく

(『真実の光・神示 令和6年版』128ページ)

読み重ねるほど、私たちの仕合せだけを願われる、神の温かい御心が伝わってきます。「すごいことが起きていくんだ。私も頑張ろう」と、ワクワクが膨らみました。

儀式であふれた義父への思い

偉光郷には、毎年夫と訪れており、ことしは、3年前に亡くなった義父の「明生の儀」(追悼)を行わせていただきました。「おやじ! 頑張ったよな。ありがとう!」。儀式の中で、思いを込めて語り掛ける夫。いたわりに満ちた言葉に、胸が熱くなりました。体が小さかった義父は、力も弱かったと聞きました。それでも、果物農家として精いっぱい働き、家族を支えてきた、その姿が浮かんだからです。畑を受け継ぎ、頑張る夫の姿をどれほど喜んでくれているか…。儀式後、義父の写真を見て、「おやじ、笑ってる」と夫。「すごいね、安心したんだね!」。夫婦でゆったり語り合うのも久しぶりで、何とも言えず、気持ちに残るひとときとなりました。

その後の神殿での祈願では、いつも以上に自分を見詰められました。家族や親戚、友人、知人…、もっと周りの方々に、自分から積極的に関わっていこう。同居の義母や、近くに暮らす義妹とも、まだまだ縁を深めていけるはず。湧き上がった決意を、神玉里(納骨施設)でも届けたのです。

少しずつ重なる心に喜びが

帰宅後、外出が難しくなった義母には、お土産話をたっぷり。同居して4年、当初は葛藤もありました。でも、人は一人では生きられないし、私も義母に支えられている。自然と、そう感じるようになった自分がいます。偉光郷から帰って、しばらくたったある日、思い切って伝えてみました。「お義母さん、大好きな夫を産んでくれてありがとう」と。「そんなふうに言ってくれて、うれしいよ」。夫は私たちのそばで照れています。少しずつ、本当の親子に近付いているようで、こうした会話がかなうことがうれしかったです。

さらに先日は、畑で草取りをしていた義妹とばったり。「暑くて大変だけど、きれいになって気持ちがいいね!」。とっさに声を掛けると、「ありがとうね! 暑いからお互い気を付けようね」。何とも優しく、明るい返事をくれて、不思議なすがすがしさが残りました。その後、お盆には、義母と義妹と3人で食事をする機会も。できそうで、これまでなかなかできなかった家族のだんらん。夫も喜んでくれました。

“もっと家族で気持ちを重ねていきたい”。あの時、偉光郷で強く願ったことを軸に、これからも愛の心を育んでいきます。