(岩手県CO/70代女性)
3年前、夫が心の世界に旅立ち、偉光郷に納玉(納骨)させていただきました。夫の魂が神魂のおそばにいると思うと、私の心も安心感に包まれます。
生き方を高めていく決意が
生前、20年もの間、入退院を繰り返した夫。それでも常に前向きで、懸命に生き抜いてくれました。ご守護の中で、最大限に命を延ばしていただいたと分かってはいても、亡くなった直後は悲しくて、ずっと一緒にいたかったという思いが募りました。それが、家族で神玉の儀(納骨)を受けてから、少しずつ気持ちが変化。「優しく温かく家族を支えてくれて、本当にありがとう」と、感謝の気持ちでいっぱいになったのです。同時に、夫が次に生まれてきた時に、もっと仕合せになれるよう、しっかり生きて、心の道を磨こうと思いました。
年追うごとに深まる感謝
毎年秋になると、偉光郷での「神玉祭」の儀式に、家族で参列。夫には、「わがままな私と結婚してくれて、ありがとう。家族と仲良く暮らしているから安心してね」と伝えています。また、愛情を込めて育ててくれた両親にも、私を受け入れてくれた義父母にも、心からの感謝を届けます。そのひとときは、まるで心の洗濯をしていただいているよう。私にとって、掛け替えのない時間となっています。
昨年は、儀式の折に、義母の顔が心に浮かびました。離れて暮らしていたこともあり、気持ちが通じ合わないところもあった私たち。しかし、手を合わせていると、「お義母さんが教えてくれたから、この神に出会えたんだ」という気持ちが込み上げたのです。「今、みんな仕合せです。お義母さんは恩人です」。感謝があふれ、義母をとてもいとおしく感じた瞬間でした。義父母も、夫も、ニコニコ見守ってくれている。そんな安心感に包まれました。
みんなの愛に応えられるように
ありがたいことに、ことしになって、私の両親と兄の玉(遺骨)も、偉光郷へ移せることとなりました。たくさん心配を掛けたから、孝行したい。神魂の御元で安らかでいてほしい。そうした思いに妹も賛成し、多方面に協力してくれます。
私が仕合せに暮らせているのは、娘家族や妹、そして故人…みんなの支えのおかげです。亡き夫を知る方からは、いまだに「お世話になった」と声を掛けてもらいます。「いつも雪かきしてもらっていたから」と、我が家の除雪を手伝ってくれる方も。姿はなくなっても、温かい生き方や心遣いは残り続けることを味わっています。夫を見習って、私も、子や孫に良い生き方を残したい。その思いを胸に、愛深い自分を目指して、心を磨いてまいります。