(大分県YA/50代女性)
「神の実在体験談」から、いろいろなヒントを頂いています。中でも、この話は、私にとって特別なものとなりました。
トラブルの尽きない近隣の人と争わないためには、関わらないのが一番と思っていたこの方。ところが、隣の石垣が崩れてくる事態に。相手に非がありながら、訪ねたご主人がすごい剣幕で帰された時は、どんな気持ちだったろうかと察します。それでもこの方は、次に会った時、丁重に謝ったとありました。ただ内心では、「あなたも悪いけどね」と思いながらも…。
根にある思いに気付いて
言葉や態度と本心が違うのは、ありがちな話。自分にもあるなと思いました。普通なら、それで終わり。でも、この方は気付いたのです。「いくら口では柔らかく言っても、心でガンガン責めれば『争っている』のと同じかも…?」。この一文に目が覚める思いでした。その後には、「共存する姿勢に人生が生きる」ともありました。
私の場合は、職場での人間関係で、きちんとしていない人を責めて、相手に完璧を求めていたのです。「心で責めれば、争っているのと同じ」。本当にそのとおりで、自分の生き方を反省し、改善しようと思いました。
確実に努力の成果が
取り組むこと一年半。意識したのは、自分の「心」です。責める心に気付いたら、すぐに祈願して、立て直し。その繰り返しに、最近は、まず一呼吸置けるようになりました。「これは今、言うべきこと?」「相手に求める不満から来ていること?」。すると、どうでもいいことに思えて流せる場面もあります。スタッフに伝えるときも、責めるのではなく、どこまでも相手のためを思っていく。そうしたら、「こうするともっと良くなる」と穏やかに言えて、スタッフの成長にもつながりました。常に神魂を意識して「心」を守っていただく。このありがたさを実感しています。