Q 会社に尽くしてきたのに減給され、納得できない

60代

今の会社一筋に、四十数年尽くしてきましたが、定年まであと数年の今年、給与が大幅に減額。新入社員の初任給を上げる方針だそうです。身を粉にして働き、成果も上げてきただけに、この扱いに納得がいきません。(60代男性)

時代の流れの中で、時に理不尽な思いをすることもあるでしょう。そのような時こそ、人生の目的はどこにあるのか、立ち返ってみましょう。より多くのお金を稼ぐことよりも、悔いなく、仕合せな毎日を送ることの方が、ずっと重要、ということです。

これまでを思い返すと、仕事を一から教えてくれた先輩や上司をはじめ、多くの人に支えられ、引き上げられてきたはずです。成果を出せたのも、周囲の力添えがあればこそ。何より、心置きなく働く上で、妻や子供など、家族の存在も大きかったに違いありません。そうした一つ一つに思いを巡らす時、感謝とともに、「支えてもらった分、今度は自分が恩返しをしよう」という思いが湧き上がってくるのではないでしょうか。

 神  示
社会には流れがある
 流れに沿い 「運命」重ねて
      我が「人生」が生きてくる
 「教え」を学び 人たる人の心を
  一つ また一つ 身に修めるほど
   「運命」の力が引き出され
    生きがい多い毎日を体感できる
「人生」 有限の時代(とき)ゆえに
  無駄にすることなく
    無理することなく
      奉仕の心で「生きる」べし

(令和7年9月15日〈中略あり〉)

社会にも、自分の人生にも、常に移り変わる「流れ」があります。新入社員の初任給を上げるという会社の方針も、次世代を育てるための流れの一つです。その流れに逆らうのではなく、順応していくところに、自身の存在を生かしていけます。

ゆったりとした心で若手の成長を見守り、ミスをさりげなく補うなど、今の立場で自分にできる精いっぱいの手助けをしていきましょう。そして四十数年もの間、一番身近で支え続けてくれた妻をはじめ、家族が笑顔になれるよう、感謝の言葉を掛け、温かく関わることです。物やお金にこだわらず、無償の愛で恩に報いる姿は、周りから「あなたのような生き方がしたい」と慕われ、求められ続けます。それこそが、お金では決して買うことのできない、生きがいに満ちあふれた、喜び多い、豊かな人生なのです。