親族の勧めで検査を受けたところ、ステージ3の胃がんと判明しました。胃の摘出手術を受けるので、万が一のことを考えて、資産の整理や名義変更を済ませています。一人暮らしの私は、子供たちに迷惑を掛けたくないのです。後は、闘病生活が苦しくなければ…と願っています。(70代男性)
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闘病生活には、日々の体調変化や、治療の判断を迫られる場面など、不安や迷いが付き物です。しかし、前向きな心で臨め、自身の治癒力や回復力を引き出せる、確かな方法があります。それは、家族で心を重ねて治療に向き合うことです。
病は、大なり小なり、家族の人生にも影響を与える一大事です。「自分だけの問題」と捉えず、「家族の問題」として、一丸となって乗り越えることが必要です。体調や、状況、その時々の自身の思いなど、どのようなことも共有し、語り合っていきましょう。一人ではなく、家族と一緒に病と闘っている、そう実感できると、安心感に包まれて、心は安定します。そこに、生きる力が湧いてきて、治癒力も増し、治療の成果も上がるのです。
我が子を気遣う思いは、素晴らしいものです。しかし、遠慮して、関わりを避けてしまうと、後々、双方の心に悔いを残しかねません。つらいときこそ頼ってほしいと思うのが、家族の心というもの。「迷惑にならないか心配」「これからのことを思うと不安で…」と率直に語っていけばよいのです。そこに、「話してくれて良かった」「できる範囲で支えていくから、負担に思わないで」などと、子供たちも本音を話してくれるでしょう。「本当だね、ありがとう」「話せてほっとした」と感謝の思いを返していくところに、家族の絆がますます強まります。
神 示
健康は
家族に愛情をかけ
仕合せを求め合う家庭で生まれる
心が豊かになるほど
体調も整い 心身ともに守られる
今日(いま)なすべきことは一つ
「教え」で関わる家庭を
家族で築く思いを強く持つ
自然と
「教え」が
家族の思いを一つに重ね
何でも話せる家庭と成ってゆく
(令和5年8月23日)
資産などの整理が必要な場合もあるでしょう。しかし、何よりも重要なのは、家族と心を通わせる人格、良い生き方を残していくことです。それが、子や孫の未来にも関わっていくからです。「父は、いつも感謝いっぱいだった」「自分もあんなふうに生きたい」。そのように受け継がれる生き方こそ、掛け替えのない心の財産となります。自分自身が悔いのない人生を歩み抜くためにも、また、家族と歩む「心の道」を太くつなぐためにも、今こそ家族と縁を深めていきましょう。
