日差しのぬくもりが届くようになり、「花粉症」という言葉を耳にすることが多くなりました。季節性のアレルギーとは違い、心のアレルギーはいつでもどこでも出現します。だからこそ、一年を通して要注意。今回は、心のアレルギー対策について考えてみましょう。
「あの人だけは、絶対無理!」の拒否反応や、「どうせ言っても無駄だから」という先入観。笑顔のふりして、心の中では「はぁ?」の冷たいまなざし。相手の言葉や態度に、「心」が過敏に反応しているときは、アレルギーの赤信号です。「あの人とは、何となく話したくない」と避ける感覚も、軽いアレルギー症状。早めの対策が肝心です。
心のアレルギーが出る原因は、「自分目線」。ですから、「相手目線」を意識しましょう。例えば、「何でこうしてくれないの!」は、自分の思いが前面に出ている状態。その「何で!」に「だろう」を付けてみると…。「何でしてくれなかったのだろう?」。たちまち、相手目線に早変わり。「相手にも言い分がある」「できない事情があったのかも」と思えるだけで、アレルギー症状は和らぎます。
神の教えを学び、考え方に幅ができると、心の過敏反応は随分抑えられます。たとえ、反応してしまっても、祈願すると穏やかな心が取り戻せます。その積み重ねに、自分中心の実体が修正されていきます。運命が引き出され、どんな人とも調和できるのです。
「真理」を人生の支えに生きるほど
「運命」の力が引き出され 時代の流れに乗って生きられる
心身ともに守られて 万人・万物の存在が 「人生」の支えと生(な)る
「真理」を人生の支えに生きるほど
「運命」の力が引き出され
時代の流れに乗って生きられる
心身ともに守られて
万人・万物の存在が
「人生」の支えと生(な)る
『友輪』338号20ページ