[実践ポイント]心のスピードを落とす

「師走」という言葉に象徴されるように、12月は何かと慌ただしい月。そんな時期だからこそ、心のスピードを少し落として、ことし1年を振り返ってみませんか? 心がぽかぽか、ゆったりして、いつも以上に気持ちよく新年を迎えられるはずです!

「1年を振り返る」といっても、「いろいろあったけど、いい年だった」では、あまりに浅く、大ざっぱです。ポイントは「丁寧に」。家族と「ことしはどんな年だった?」と話すのも一つ、「心の歩みnote」を開いてみるのも一つ。そうすることで、忘れかけていた出来事を、「大切な思い出」として心に刻むことができます。

慌ただしいと見落としがちなのが、「感謝の思い出」です。光寿信者参拝時に感謝を向ける対象は、神。それに対し、愛寿御礼信者参拝時の“今”、御礼を届ける対象として神がお教えくださるのは7つ。「神」「使者」「神示教会」「職員」「係」「家族」「世の人々」です。それぞれに感謝を向けてこそ、「恩に報いたい」と、奉仕の心が磨かれ、来年はもっと愛深く、仕合せに生きることがかないます。

心に湧き上がった感謝は、積極的に言葉にしていきましょう。もし、普段は伝えられていなかったとしても、「ことしもありがとう」なら言いやすいもの。「いつも家族を笑顔にしてくれて感謝してるよ」「あの時、話を聞いてくれてうれしかった」など、ひと言プラスすれば、より一層縁が深まります。

振り返る中で、失敗や傷ついたことなど、嫌な思い出がよみがえってくる場合もあるかもしれません。そんなときは、「そこから学べたことは?」と自分に問い掛けてみましょう。「相手の言動に腹が立ったけれど、自分も他の人に同じ態度を取っていたかも…」。そうした気付きがあれば、嫌な思い出は「大事なことに気付けた大切な思い出」として上書きできます。

神は、12月1日の神示でこう問い掛けてくださっています。

家族で「教え」を学び 「真理」で関わることが できたであろうか
 課題の成果が上がるほど 我が家の姿は 明るく 楽しく 心休まる場(環境)と成る
 病気 事故・災難を遠ざけ 六つの花びらが咲く家庭と生(な)ってゆく

家族で「教え」を学び
    「真理」で関わることが
          できたであろうか
 課題の成果が上がるほど
  我が家の姿は 明るく 楽しく
      心休まる場(環境)と成る
 病気 事故・災難を遠ざけ
    六つの花びらが咲く家庭と
          生(な)ってゆく

ことしの課題をどこまで達成できたか…。それも丁寧に振り返り、積み残した課題があれば来年の目標へ。心の歩みをしっかりつなげて、品性を高めましょう。