[実践ポイント]“支え”センサーの感度を上げる

「人生はずっと続いていく」。私たちは心のどこかでそう思っているから、カレンダーに予定を書き込んだり、将来の目標を立てたりします。でも、本当は、「明日」が来る保証はどこにもありません。だから、「きょう」を悔いなく、楽しく生きていく。そのコツをご紹介します。

供丸姫先生は、かつてこのように語られたことがあります。

「神から命を頂き、大自然の恵みをはじめとして、多くの人々の恩恵によって自分は支えられていることを、いつも忘れてはなりません。自分一人では生きていけない、数限りない恩恵に支えられて生きている事実、そしてまた自分も他の人々を支えている大切な任があるという事実を、深く悟ることが基本です。そこに、生きがいや喜びを味わえる、明るい人生を築くことができるのです」

「支えられている感謝」と「支える意識」。この2つの心を“セットで”持つことがポイントです。それができると、「きょう」の充実度が格段に上がっていきます。

例えば、家族のための食事の支度。自分の心の「支えるセンサー」がポンと反応すれば、義務感で作るのではなく、「愛情を込めて」。その時に、「支えられているセンサー」もぴったりと連動して働いたら…? 家族に対して、「毎日おいしく食べてくれるから、作りがいがある。ありがとう」。こんな言葉が出てくるかもしれません。その感謝の真心が、さらに家族の「心を支える」力になるのです。まさに、「愛心、愛語で出会いを深めて行く」(7月1日の神示)生き方です。

一つ一つの出来事に、自分の心の“支え”センサーを敏感に作動させていきましょう。家族をはじめ、周りの人に「支えてもらって、自分も支えることができた」。そうした感覚が持てたなら、悔いのない「きょう」になること間違いなしです。その積み重ねに、自分の良さをどんどん役立てて生き抜く「人生」がつづられていきます。