[実践ポイント]家族への「報・連・相」をサボらない

仕事において大事な「報告」「連絡」「相談」。我が家ではどうでしょうか? 自分の言動を振り返ってみましょう。

「言いにくいから」「相手が不機嫌になるから」といった理由で、“わざと”サボっている「報連相」には、気付きやすいもの。盲点なのは、“無意識に”サボっている「報連相」です。

「うちは仲が良いから、言わなくても分かってくれる」という思いはありませんか?
あるいは、「ちゃんと言ったのに、伝わっていなかった」といった経験はないでしょうか?
いずれも「報連相」を“無意識に”サボっている証拠です。

家族であっても、思いは言葉にしないと伝わらないもの。以心伝心に頼り過ぎるのはNGです。かといって、自分が言いたいことだけを話すのもNG。大切なのは「伝えたか」よりも、「伝わったか」です。

「どう言ったら、相手が分かりやすいかな?」とほんの少し意識するだけで、次に出てくる言葉は変わってきます。家族が疲れていそうなときや、何かに集中しているときには、込み入った話は避けることもあるでしょう。「報連相」の根底にあるのは、思いやり。無意識のサボり癖をなくすために、欠かせない心です。

「報連相」には、もう一つ大事なポイントがあります。それは、「報連相してもらいやすい自分」になること。家族に話し掛けられたとき、「疲れているから」と適当に聞き流したり、「何ですぐ言ってくれなかったの!」と責めたり、問い詰めたりしては、相手のサボり癖を引き出しかねません。もし、思い当たる節があれば、即、祈願で修正に努めましょう。

家族間の「報連相」がうまくできると、誤解や行き違いが減って笑顔が増えます。問題が起きても、難なく乗り越えていけます。まさに、「時代の流れに乗って、喜び多く、生きがいあふれた日々を歩む姿」 (3月1日の神示) そのものです。