(新潟県SY/70代女性)
私は、和のある家庭を求めて、「義父と仲良く暮らしたい」「過去の思いを流して、老いた義父を温かい心で支えたい」と祈願してきました。しかし、会話が続かず、温かい言葉を掛けられないまま月日が流れていたのです。
今年の祈願祭の神示に、「『真理』で関わる家庭を築く努力」とあり、「このままではいたくない。何とかその姿に近づきたい」と思いました。その時、目に留まったのが、私と同じような思いを乗り越えた人の体験談でした。
修正点に気付いたから
自分に重ねてみると、義父の言動に厳しく、批判的なところが、私の修正点だと気付いたのです。批判的だから、じっくり話を聞けないし、会話も続かないのだと…。それからは、批判的な心を取りたい、反発心が出ないように…と祈願。夫にも、仏の道を通したい思いを伝えました。
徐々に、義父の言葉に心が揺れなくなりましたが、まだまだ広い心で受け止められない自分…。もっと感謝を持ちたくて、教会図書を読んだり、救世ロードMapを見たりして、義父への感謝の思いを見詰めてみました。
出会いに感謝する心に
すると…。夫がいることも、今の家に住めるのも、親戚や縁者とのつながりがあるのも、義父のおかげだなと。子育ても随分助けてもらった。何より、長寿で、元気でいてくれることが、私たち夫婦にとってありがたいことだと思えてきたのです。さらに、私の実体を修正するために必要な出会いだとさえ感じるほどに。全てが感謝に変わっていったのです。この体験談に出会わなければ、私は中途半端な自己内省をして、ズレた祈願のままだったかもしれません。自分の取り組むべきことがはっきりして、ついに、義父のことをゆったりと受け止められるようになりました。
体験談には、義父が亡くなった時、何の心残りもなく、「お義父さんの人生に寄り添えて、ほんまに仕合せ」と書いてありました。私もそうなりたい!と思います。義父と関われるのは、生きている今しかできません。だから、後悔のないように、どこまでも愛心で支えていきたいと思います。