“良さがある”と信じる心に

(宮崎県MM/20代女性) 

「ここも、あ、ここもだ」『友輝27』に増えていく線。読み返して見えた共通点は、「自信」でした。 

過ぎる心が良さを欠点に… 

私は、自分に自信がありません。褒められてもピンときませんし、信じられませんでした。けれど、22ページの「隣を見て落ち込む必要はないということです。焦ったり、ねたんだりすることもありません。なぜなら、優劣をつけるものではないからです」や、55ページの「自分を大切に思い、自身の力を信じる強い気持ち、その自信を持ってほしいのです」。読み返すうちに、「自分をマイナス評価している。そこまで下げる必要はない」と考えるようになったのです。 

母には、「人のことを考えられる良さがある」と言われます。でも、その良さは、入り込み過ぎる欠点にもなります。私は、相手の気持ちに同調し過ぎて、自分の悩みにしてしまうのです。 

同僚が悩んだ時も、「どうにかしてあげたいけど、何もできない」と落ち込んでいました。その時、先輩から、「それでいいんじゃない? 心配してることが伝わるだけで支えになるよ」と言われたのです。「それでいいの!?」と驚きましたが、「今できるのはここまで」と割り切れることが増え、落ち込みからの回復も早くなっています。 

アドバイスは親の信頼の証し 

毎日電話で話す母は、私の変化を感じたようです。以前は、傷つき、流されやすい私を気遣って聞き役に徹していたのが、「こうしたから、こうなったんじゃない?」とアドバイスをくれるように。心配ではなく、「今のこの子は、言っても大丈夫」という信頼だと分かるので、しっかり受け止めて、言われたことは気を付けるようにしています。 

55ページの続きに、「本当の自信。それは、自分の外でなく、内面にあります。たった一人の自分という存在は、自身だけに与えられた宝物。原石のように、磨けば磨くほど輝きを放ち、価値が光っていく、大きな可能性を秘めている真実を、深く認識しましょう」とあります。まだまだ自信を持ちきれませんが、自分にも良さがあることを信じて、磨いていきます。