夫は昔からハイキングや山登りが好きで、熊による人身被害の増加が報道される中でも、一人で行ってしまいます。注意しても聞かず、とても心配です。どうしたらやめてくれるでしょうか。(70代女性)
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人の心は互いに共鳴し、同じ感覚が引き出されるものです。「自分の言うことを聞いてほしい」と強く求めれば、相手からも、「自分のしたいようにする」とかたくなな気持ちが返ってくるでしょう。ですから、夫婦の心が重なるように、見返りを求めない、自己愛ではない、純粋な愛の心を、自ら夫にかけていくことが必要です。
そのときに重要なのが、会話です。まずは、夫の気持ちを知ることができるように、「山登りの魅力は何?」「一番楽しみなのは?」などと、温かい関心を持って尋ねていきましょう。そして、夫の思いを受け止めた上で、「あなたは、誰より大切な存在」「もし何かあったら…と心配で…」と素直に自分の思いも語りましょう。
この話題に限らず、あらゆる場面で、愛の心を向け、伝えていくことです。相手を思い、本音で語り合う繰り返しに、夫にも、掛け替えのない家族の心を大切にする気持ちが、膨らみます。「随分心配を掛けているな」「無理のない計画に…」「山に行くより、妻と出掛けるか」などと、自然と的確な判断ができ、調和する方向に動けるのです。
お互いの思いを理解し合い、尊重し合う居心地のいい環境で、人の心は安らぎます。すると、生命力や、人生を仕合せへと導く「運命」の力が引き出され、病気、事故・災難が遠ざかっていきます。つまり、家族の気持ちが通い合う「和のある家庭」を築くことで、家族みんなの人生が守られるのです。
――仕合せの基(もとい)は
和のある家庭――
家族で「教え」を学ぶほど
家族の心は安定し 互いに声掛け
愛情(あい)が育つ
家族の心をつなぐ愛情(あい)が
家族の実体を高め
「心の道」を太くしてゆく
病におびえることもなく
事故・災難も避けられる
(令和6年7月23日〈中略あり〉)
熊による被害に限らず、日々、たくさんの事件や事故が報道されています。そうした情報にのまれれば、不安は募る一方です。否定的な感覚が強まるほど、家族の気持ちは擦れ違いやすくなってしまいます。安定した心で過ごすためには、神の教えから自身の性格傾向をつかみ、弱点が出ないように祈願することも欠かせません。そこに、毎日を心明るく過ごせるのです。
