小学生の息子が、習い事で厳しく注意されて以来、やめたがっています。「続けてほしい」と伝えると、ふてくされて、親子げんかになってしまいました。習い事を通して、少しでも人として成長してほしいのですが…。どうすればいいでしょうか。(40代女性)
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人として心を育む一番の環境は、「家庭」です。両親の愛情こそが、我が子の良さを引き出す上で、最も欠かせないものなのです。子供が傷ついているのであれば、まずは、温かく受け止め、「つらかったね」「夕飯は大好きな○○にしようね」などと、親の愛で包んであげましょう。「親は分かってくれる」「いつでも自分の味方」という安心感が持てると、子供の心は、自然と立ち直ります。「次は気を付けよう」「もう少し頑張ってみよう」という思いも芽生えるかもしれません。心が傷ついたままの子供を説得しようとしても、なかなか親の気持ちは伝わらないでしょう。
我が子への向き合い方は、夫婦で何でも共有し、二人で考えることも重要です。伴侶の思いをよく聞きながら、心がまとまるように話し合うのです。習い事をどうしていくか、どのような成長を願っているのか、夫婦の心が一つになったなら、子供に伝えましょう。「お父さんと、お母さんはこう思うよ」と話す姿に、親に対する信頼感が芽生え、我が子の心は安定します。素直な気持ちも打ち明けてくれるでしょう。そこに、親子ともに後悔しない選択ができるのです。
我が子が 思いの全てを
安心して語れる親(両親)であれ
――夫婦は 常に
互いの思いを語り合い
信頼し 補い合って
「家庭」を守る――
日々(ひび) 思いを親子で語り
信頼が育つところに
我が子の心(実体)は安定し
運命の力が引き出されてゆく
(平成28年11月27日〈中略あり〉)
子供が精神的に自立するのは、15歳前後です。それまでは、誰よりも身近な存在である両親が、我が子の持ち味や個性を見いだし、本人にも伝えていきましょう。一人一人に、その子なりの良さがあります。そこを伸ばしていけるように、褒めながら関わっていくことです。時には、見合った目標を伝えるのも良いでしょう。そのように親の愛を受けた子供は、他者への思いやりが自然と膨らみます。役立とうとする奉仕の心で、自信を持って、周囲に関わっていけるのです。社会で大いに活躍する存在へと、成長していくことでしょう。
人間性を育む機会は、習い事だけに限らず、あらゆる場面にあるものです。そして、子供の良さは一つとは限らず、さまざまな可能性を秘めています。日々の温かい関わりを大切に、我が子の心を育んでいきましょう。
