職場では、顧客対応や資料作成に、AIの活用を推奨しています。後輩たちはそれで成果を出していますが、流れに付いていけない自分は、取り残されているようで不安です。(50代男性)
A
求められる知識や技術は、時代とともに変化していきます。それを身に付けるために努力するのは、社会人として欠かせない姿勢です。しかし、もっと重要で、いつの時代にも変わらず求められるのが、「奉仕の心」で仕事に向き合うことです。
「奉仕の心」とは、相手の心を大切にし、自分にできることで惜しみなく力を尽くす姿です。困っている仲間に「手伝いましょうか」と積極的に声を掛けるのはもちろん、分からないことがあったなら、一人で抱え込まず、「教えてもらえませんか」と素直に周りを頼るのも、奉仕の一つです。「ここでつまずいているのだな」などと状況が分かると、相手も安心して対応ができるからです。そのように、「奉仕の心」を意識して関わっていけば、お互いの良さを重ねていけます。「役に立てている」「支えてくれる人がいる」という実感が湧いて、不安が流れ、やりがいや喜びを味わえるでしょう。
それぞれに、得意、不得意があります。ですから、各人が強みを生かし、弱い面を補い合うのです。そこに、一人一人が生き生きと働けるだけでなく、組織としての成果も必ず上がります。
社会の中軸を担う年代であれば、そうした環境を目指して、職場に貢献する思いを強く持つことです。そのときに、管理職なのか、所属員なのか、自らの立場を踏まえて関わることです。求められていることに責任を果たすところに、「○○さんは信頼できる」「頼むならあの人に」と、存在感が増していきます。
姿 形を求めて
「心(努力)」遣うのではなく
神が与えし「心(運命)」を
世に奉仕する
「運命」が導く努力は
人 物との縁を深め
多くの実りを生み 残す
ここに 社会も発展し
経済も潤ってゆくのである
(平成23年10月1日)
技術が目覚ましく進化、発展する現代。しかし、どれほど進歩しても、それを使うのは人間です。私たちの「品性」や「人柄」が、ますます重要になっていきます。奉仕心を身に付け、品性を磨くためには、まず家庭で、相手の心を大切に関わっていきましょう。そして、近隣、職場、さまざまな場面で意識していきましょう。
