Q 隣人との関係に限界を感じる

70代

夫を送り、一人暮らしをしていますが、隣家との関係に悩んでいます。無視をされたり、悪口を言われたり、犬の鳴き声もうるさいです。引っ越すにも、金銭面、体力面で不安があります。結婚して近くに住んでいる娘は、育児や仕事で忙しく、あまり関わってくれません。もう限界です。(70代女性)

人は、一人では生きていけません。そして、支え合ってこそ、人と”仕え合わせる”喜び、「仕合せ」を味わえるものです。苦手意識にとらわれて、人との関わりを断ってしまうと、自分の良さを生かせないばかりか、生きる醍醐味(だいごみ)も得られなくなってしまいます。

良い人間関係を築いていく上での第一歩は、家族です。一人で抱え込まずに、娘家族との縁を深めましょう。その際、自分の思いを満たそうとする気持ちが強く出ないよう、配慮することです。親として、多忙な娘の心が休まるように愛をかけ、感謝の思いを忘れずに交流していくのです。娘家族の気持ちを大切にしていくところに、自身の話にも、親身に耳を傾けてくれるようになるでしょう。家族の愛を感じるほど、心は安定し、悩む思いも流れていきます。そこに、自分のできることで惜しみなく関わろうとする「奉仕心」が膨らみます。隣人と良い関係を築く勇気が、自然と湧いてくるでしょう。

理由もなく悪口を言う人は、いないものです。誤解や擦れ違いがあったり、気付かぬところで相手を不快にさせていたりと、悪気がなくても、自分にも何かしらの原因があったはず。ですから、「お互いさま」という大きな心で、隣人と触れ合っていきましょう。「おはようございます」「きょうも、ワンちゃんと散歩ですか?」などと、笑顔で挨拶することから。「縁を深めよう」「相手の心が明るくなるように」という気持ちで関わるうちに、少しずつ心を開いてくれるはずです。

運命実体(こころ)で回る
         この世にあって
  人間は 奉仕の心を身に付け
        「生きる」ことが必要
 奉仕の心は
   和心育つ家庭に身を置くことで
            芽吹いてゆく
奉仕の心が身に付くことで
 人間は
  人・物との出会いを生かし合い
   互いの運命を
     重ね 支え 補い合って
            成果を上げる
 社会で 会社で 学校で
        地域で 家庭で
      全ての出会いが生かされる

(令和5年3月23日〈中略あり〉)

70代という年代は、豊かな心で長い人生を歩んできたからこそ、人々を大きく包み込むような生き方ができる、円熟の時期です。子や孫にとって、人に温かく声を掛け、周囲を明るくする祖母の姿は、まぶしく映るもの。その生き方が、家族への最高のお手本となり、子孫に続く我が家の心の道に光り輝くものを残していけるのです。