Q 夢の海外勤務に、後輩が抜擢された

20代

大手企業での海外勤務を夢見て、プライベートな時間も、全て技能アップのために費やしてきました。しかし、自分より実績のない後輩が抜擢(ばってき)。今までの努力は何だったのかと悔しいです。これから何を目標に頑張ればいいのでしょうか。(20代男性) 

仕事において、まず果たすべきなのは、何が求められているのかを的確につかむことです。それに応えて、自分の持っている力を発揮していくのです。海外勤務する上で、組織が求めているものが、自分の考えとは違っていたのかもしれません。いま一度、担当部門に教えてもらうのも一つでしょう。 

とはいえ、仕事とは、自分の思いをかなえるためのものではありません。そもそも、願いがかなうことが、必ずしも仕合せとは限らないのが、人生です。本当の喜びや生きがいは、自分の良さを生かして、役に立ててこそ、味わえます。 

ですから、これまでの頑張りを無にしないためにも、身に付けたスキルを、今の環境で生かしていきましょう。奉仕の心で、会社に貢献できるよう、精いっぱい尽くすところに、自身の存在が光ります。周囲から必要とされ、引き立てられていくのです。 

今回のことを糧として、与えられた仕事に誠実に向き合っていけば、自分の持ち味を生かせる環境で、大いに活躍できるでしょう。 

仕事――「運命」の力を社会に奉仕し
 多くの出会いを生かし合って
           成る果(もの)
仕事の真実「真理」を知って
 奉仕に生きる思いを欠いてはいけない
「教え」を人生の支えに生きるほど
  人間(ひと)は
   欲心のとらわれから解放されて
  「運命」の力を
      社会に奉仕する存在と成る

『真実の光・神示 令和5年版』72ページ

落ち込んだり、つらい思いを抱えたりしたときに、心を支えるのは、家族との関わりです。自分の気持ちを、良くも悪くも全て、正直に両親に話していくことです。すると、不思議と安心感が湧いて、心が安定します。意欲を枯らすことなく、さまざまな出来事も乗り越え、前進していけるのです。