夫の言葉の暴力に耐えてきましたが、最近では、4歳の息子に手を上げるようになってしまいました。息子は、夜中に何度も目を覚まし、ぐっすりと眠ることもできません。実家に逃げて別居するか、子供のためにも離婚すべきかと迷っています。(30代女性)
A
単に別居や離婚などで環境を変えても、根本的な解決にはなりません。そうした苦労を招く要因が、自分の中に残り続けるからです。それを神は、「実体」と教えてくださいます。この実体を修正しない限り、繰り返し、似たような事態に陥っていくのです。しかもそれは、子や孫にも受け継がれていきます。
根本解決は、神の教えに沿って、自身の心を変えることで確実にかないます。今こそ、教えを支えにして、悪い実体を修正していきましょう。
家庭は 人間(ひと)が生まれ 育つ
大切な環境
運命実体(こころ)を磨き 高める
人生(いのち)の源
この環境を生かすか否か
全てが一人一人の悟りにかかっている
家族一人一人が 「教え」を学び
「真理」に生きる自覚を持つだけで
自然と家族の運命実体(こころ)は
重なり 補い合って
「実体」は高められてゆく
『真実の光・神示 令和5年版』14ページ(中略あり)
暴力を振るう相手が悪いと思いがちですが、そうした言動を引き出す要因が、自分にもあるものです。感情的になってしまう夫の、心の奥にある思いを受け止めようとしていたか、何でも気持ちを語り合える温かい雰囲気はつくれていたか…など、自身の関わり方を振り返りましょう。神の教えを学べば、気付けることがあるはずです。祈願すると、心にゆとりができるため、相手の立場になって考えられるようにもなります。
その上で、夫と向き合い、修正したい点や、暴力が苦しい思いなど、本音を伝えましょう。また、相手の本心も聞くことです。相手と調和し、心が通い合えるように、よく祈願して穏やかに話し合いましょう。
まずは、自分から温かく関わっていくことです。自身が変われば、相手も変わり始めます。そうして、家庭環境が良くなってこそ、子供を守っていけるのです。