Q 夫も子供もいないため、先々が不安

70代

夫が他界し、子供もいない私は、一人暮らしです。兄弟や甥(おい)が「何でも言ってくれ」と声を掛けてくれますが、困ったことは業者を呼べば済むので、頼んだことはありません。しかし、自分ではどうにもできなくなったとき、誰が支えてくれるのかと思うと、先々が不安になってしまいます。(70代女性)

何かあったから連絡するのではなく、身内や近隣、付き合いのある人々とは、日頃から声を掛け合い、縁を深めていきましょう。それが、孤独を遠ざけ、仕合せに生きるための秘訣(ひけつ)です。

一人で暮らしていれば、不安なことがあるものです。まして、年齢を重ねると、周りに迷惑を掛けないように、身内にもどこまで頼ってよいかと、迷うことがあるでしょう。

しかし、兄弟や甥の、自分を心配してくれる気持ちを大切にすることです。厚意を受け止めるところに、縁が深まります。自身が安心できるだけでなく、感謝の思いを伝えれば、相手の喜びにもなるのです。

反対に、「業者でいい」などと、自分の考えを押し通したり、必要以上に遠慮したりすれば、相手との心の距離は、遠ざかる一方でしょう。

神の教え「真理」学び深めて 出会いを生かす心(努力) 欠いてはいけない
 「奉仕心」欠かぬよう 気配りできる皆であれ
 晩年迎え 我が人生 多くの出会いに包まれている
 「真理」に生きる者は皆 神の手の中守られて
    ――悔いなき人生 迎えて閉じる―― 安心されよ

神の教え「真理」学び深めて
    出会いを生かす心(努力)
          欠いてはいけない
 「奉仕心」欠かぬよう
        気配りできる皆であれ
 晩年迎え 我が人生
     多くの出会いに包まれている
 「真理」に生きる者は皆
    神の手の中守られて
 ――悔いなき人生 迎えて閉じる――
             安心されよ

『真実の光・神示 平成20年版』168ページ(中略あり)

数多くの縁がある中でも、肉親、身内は常に声を掛け合い、支え合う心が大切です。ですから、自分も相手を思いやり、積極的に関わっていきましょう。互いに愛をかけ、愛をかけられ暮らすところに、心が豊かになって、存在感が輝きます。そして、多くの人々との縁が深まり、孤独とは無縁の、悔いのない人生が歩めるのです。